【デパプリ16話感想】人間関係の現代的結論とプリキュアらしさ【デリシャスパーティ♡プリキュア】
1週遅れて、デリシャスパーティ♡プリキュア16話感想です。
ラーメンチャーハン回。
どういうことかというと、前半と後半でテーマが違うんですね。
前半はらんの話。
前回、ゆいの前でお弁当のレビューをしていたらんが、別の友達が来たとたんにやめてしまうという場面があったのを覚えているでしょうか。
今週はレビューの様子を高木君に見られたうえ、変だと言われてしまいます。
「変だ」と言われたことは幼少期にもあって、らんの苦い思い出になっている様子。
プリアラのひまりのエピソードにも近いものがありましたね。
そういう経緯もあってらんはキュアスタの中だけで自身の個性を出していくことにしたわけですね。正確に言うと、ゆいたちの前ではレビューをしているので、自分のことを受け入れてくれる人の前だけでということになります。この心理、かなり共感できる人が多いんじゃないですかね。私もプリキュア見てることリアルで言わないし
ゆいが高木君に詰め寄るところも印象的でした。
ゆいが色々言って高木君の態度を正そうとするんですけど、響かないんですよね。他人を変えるのは難しいって話はここね回でもした記憶がありますね。
最終的には、ゆいたちとのラーメン作りで回復。
「変じゃなくて個性」という言いかえも、嫌なことを言ってくる人は気にしないというスタンスも、非常に現代的な結論だなと思いました。
そうは言ってもクラスメイトということで、悪印象のままは終わらず。挽回エピソードがありました。挽回というか、凄かったのはらんですけどね。
立ち直ったらんが、変と言われることを恐れずに自分らしくやった結果、「変だけどカッコいい」と高木君の意識を少し変えることができました。
現実、こんなに上手くいくとは限らないですけど、プリキュアはこれくらい希望があって良いと思います。
他人を変えようとすると難しいけど、自分の行動でその人との関係性が変わることがある。6話の感想に書いたことですが、今回も近い話運びだったんじゃないかなと思います。
多様性や他人との関わり方をテーマとしつつ、少しハッピーな終わり方にする。近年のプリキュアらしい話だったと思いました。
今週(17話)の感想は来週まとめてやります。すみません。