えのメモ

プリキュアとミリオンライブについて日々考えている者です。

【ミリアニ第11話感想】本気に触れて少女は羽化する

ミリアニ第11話感想です。

 

※筆者は先行上映にてミリアニ12話まで視聴済です。先の展開をほのめかす・展開を知っている前提の考察等は本記事で行わないつもりですが、気になる人はブラウザバック。

アニメ先行上映を除く、ミリシタや各種コミカライズで既に公開されている情報を絡めた解説については随所に入れていくつもりです。そういう事前情報ナシで楽しみたいよ!という人もブラウザバック推奨。一応、本文中では色を変えて感想とは区別できるようにします。

 

 

 

 

《各種用語》

ミリシタ→アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ”のこと。ミリオン2代目にして現在唯一稼働中のソシャゲ。【2017年~】

グリマス→GREE版”アイドルマスターミリオンライブ!のこと。ミリオン最初のゲーム。基本設定はミリシタに受け継がれているが今と異なるものもある。【2013年~2018年】

 

ゲッサンミリオン→漫画”アイドルマスターミリオンライブ!”のこと。ミリオン最初のコミカライズ。グリマス設定準拠。未来・静香・翼を中心とした作品。

BC/ミリオンBC→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover”のこと。アイマス界最長のコミカライズ。ミリシタ設定準拠。可奈・志保を中心とした作品。

BNS→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Brand New Songのこと。ミリシタ設定準拠。百合子・桃子・このみを中心とした作品。

 

アニマスTHE iDOLM@STERのアニメ。765プロのアイドル13人(通称765AS:オールスターズ)が登場する。ゲーム"アイドルマスター2"準拠。始めてプロデューサーの顔をハッキリ設定した作品でもある。

劇場版→アニマスの映画。765ASに加え、ミリオンライブから登場したアイドルが7人登場する。ミリアニは概ねこの作品の後の時系列と考えてよいが、一部設定が異なるパラレルワールド

 

 

合宿

こけら落とし公演もいよいよ一ヶ月後になりました。春から始まって、思ったより時間が進んでますね。

先のことを考えて笑う静香でジーンと来ましたよ。10話前の静香なら絶対に焦っていたでしょう。

 

各々別の仕事もある中でレッスンをやっていくためにPが合宿を提案。合宿回、多くのキャラを出せるだけじゃなくて食事や就寝も描けるのでメタ的に見ても効率がいいんですよね。

みんなで寝るシチュエーションなんてミリシタでもなかなか見る機会がないですが、ロコや麗花が早寝だったり、まつりが他人より先に寝なかったりするの分かる~ってなりましたね。

 

みんなで寝る、といえば。シアターの中で寝る場所を選ぶジャンケンが今回の面白ポイント。場面転換の役割も込みで、ジャンケン→負けて泣くの天丼。

☆ちなみに翼はジャンケンで負けなしという設定がある。

4話で凹んだ時も涙は見せなかった未来がそれほど選びたかった場所は、ステージの上でした。これは9話の春香と繋がっていて、くしくも同じライブ前日なんですね。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第11話

紬の「大切なおうち」も、この後の琴葉に続くセリフであり、6話で未来が紬に言ったことから出た言葉でもある。このあたりの繋げ方がミリアニは秀逸だなぁと思います。

 

 

 

センターである理由

少し戻って、合宿の夜の一幕。

みんなでカレーを食べているとき、ジュリアが不意にギターをとり、歌い始める。この子はこういうことする(そしてそれが様になるのよ)

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第11話

それに乗って踊る歩、可奈、麗花。Team7thの出番はここでしたか。カレーにキャンプ(っぽい)に弾き語り、同じ7がつく7thライブを思い出す演出で、もしかすると意識してやってるのかも?

☆7thライブ:正確には”7thLIVE Q@MP FLYER!!! Reburn”。時勢による延期を経て開催された初の単独野外ライブ。キャンプファイヤーを前にカレー曲やジュリア(愛美)の弾き語りが演じられた。

歩は出番少なめだったので、得意のダンスで長めに尺貰えてたのが嬉しかったな。この前に未来に振り付けを教えるシーンもあったりね。

ジュリアの弾き語りがシアターに響いて、みんなが集まる。4話の未来の独白や、5話のThank you!を思い出す流れで、ジュリアが原っぱライブ(手作りライブ)への想いを語っていく。

前回はPから原っぱライブへの言及がありましたけど、アイドルのみんなにとってもやっぱり大切な思い出なんですね。

 

そして、その原っぱライブを考えたのは、いつも真っ先に声をあげていたのは…未来

だから、ミリオンライブのセンターは未来なんだ。

”設定上そうだから”ではなく、アイドルみんなが同意する形で未来が中心になる。この場面はミリアニという物語が出したひとつの答え、到達点とも言えるのではないでしょうか。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第11話

そんな未来の掛け声で、こけら落とし公演は始まるのでした。

 

最初の曲はTeam6thで”Dreaming!”

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第11話

Team6thはストーリーが薄い代わりにライブ多めって感じなのかな。エミリーなんて久々に喋りましたからね。「仕掛け人様」が聞けたのは良かったけど。

☆仕掛け人様:プロデューサーのこと。エミリーは外来語を全て漢字やひらがなに直して話すという矜持がある。

 

 

 

翼のお願い

またまた時間を戻して。11話は翼の成長が描かれていました。

美希との会話で”本気”について考え始めた翼。そのお手本が、実はすぐ近くにいたんですよね。いつも走り続けている未来と、夢に向かって一所懸命な静香。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第10話

10話で静香を見ていた翼の表情が、心配する未来と少し違っていた理由がここで分かると。静香にとっては苦悩し藻掻く日々だったけれど、それも誰かの心を動かしていたっていうのが良いですね。ここでも”繋がって”いるんだなって。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第11話

自分もこのままでいたくない。そう思った翼はPにあるお願いをしに行く。いつもの猫なで声も今日は封印だ。

結論から言うと、こけら落とし公演でソロの1曲目を任せて欲しい、ということでしたね。

 

レッスンでTeam1stと話したとき、美奈子や志保がトップバッターは緊張するし責任も感じる、と聞いて翼が不安そうな顔をするのも、Pに直訴した後だから。

翼の変化に気づく朋花は流石でした。後に続いてくれる人がいるから心強いと補足。これまでは後に続く人たちの視線で語られることが多かったので、ここに来てTeam1stの想いが分かるのが良いね。それを聞いて気持ちを引き締めた翼の表情も印象的でした。

 

と、いうわけでTeam6thに続くは伊吹翼で”ロケットスター☆”。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第11話

☆翼ソロ3曲目、MS02収録。バックダンサーの3人はグリマス最初期イベント”開演!ロケットスタートライブ!”で登場した3人。これを拾ってくる綿田監督は変態と思われる。

めちゃくちゃ満足度高いライブシーンでした。動きの滑らかさは3Dの強みですが、表情の細かさも両立していて。神作画超えて実在なんだよな。サビの回転+ズームで笑顔が本当に好き。

途中から汗が飛ぶ様子から、翼の本気が伝わってきましたよね。美希”先輩”もご満悦。

 

ロケットスター☆で最高のスタートを切ったところで…

次週、最終回。はやいよ。

 

 

そんでバチッ!じゃないんだよ、音響機器くんもアツくなっちゃってさ。