トロプリ29話感想です。まなつがピンチだ！走れ！
おしながき
まなつのピンチ
暴れ出すあとまわしの魔女に危機感を覚えたのか、ついに自ら出動したバトラー。
魔女から貰った超ゼッタイヤラネーダを、水を媒介にすることで同時多発的に出現させました。この使い方強いですね。使い方の問題なのか、超ゼッタイヤラネーダじゃないと出来ないのかは不明ですが。
それにしても、あすかの言うように朝から迷惑なことです。
ヤラネーダの波に飲まれてひとり学校へとたどり着いたまなつは、くるるんを助ける過程で攻撃を受け、やる気パワーを奪われてしまう。
閉じ込められたまなつは、学校を壊させないという強い気持ちで立ち上がる。ここ数話で学校での活動を描いたことで彼女の想いに説得力が増す展開となっていますね。
ですがヤラネーダの中に閉じ込められているせいで、まなつが新たに生み出すやる気が片っ端から吸われてしまうという悪循環。敵からしたら効率的なやる気回収システムだ…
そんな様子を見ていたのが手作りドレッサーの鏡。不思議な力でローラの手鏡と繋がります。まなつの様子を見た4人は学校へ走る。
途中、巨大なヤラネーダが現れて怯みそうになったところを、さんごが躊躇なく「このまま行こう！」と先導したシーンは彼女の成長だったりローラにも負けないまなつへの想いだったりが感じられてとても良かったです。
4人のやる気パワーはまなつへの想いで増大し、鏡を通じてまなつのもとへ。炎のようなやる気パワーは主にまなつが発するものでしたが、ここにきて全員がそれだけのパワーを得たということか。
やる気パワーが復活したまなつはキュアサマーへと再変身。みんなのやる気パワーによる復活、王道展開でした。自力で復活した10話とはまた違った感動がありますね。
伝説のプリキュア
勢いを取り戻したプリキュアたちの前へ、さらに伝説のプリキュアが出現。
伝説のプリキュアに貰ったランドハートフルリングと、覚醒したドレッサーの力によって”プリキュア・ランドビートダイナミック”を放ち、ヤラネーダを撃破。名前の通り大地を司るの力のようですが、ピンク色のゾウが出現したところは流石トロプリだなあという感じでしたね。パオーンという鳴き声に某パタタを思い出した。
戦いの後、いつもの屋上。
今回は無事に敵を退けたものの、脅威度は増大する一方。これまであまり敵のことについては触れてこなかったみんなですが、こうなってくると目的や今後の戦いについても気にせずにはいられない段階になってきました。伝説のプリキュアも姿を現しましたし、物語の核心へと迫っていきそうな予感のする29話だったかなと思います。
ストーリーの振り返りはここまで。ただ今回は気になる描写が多くありましたので、それについてもう少し考察していきましょう。
鏡よ鏡
今週の冒頭で、まなつとローラが「鏡よ鏡～」なんて言ってじゃれてました。
中盤ではまなつ・ローラ間の通信とやる気パワーの授受に利用され、新たに得た必殺技での”おめかしアップ”にも必要。鏡が重要アイテムとして描写されていましたね。
そんな鏡ですがもうひとつ、あとまわしの魔女の部屋にもありました。
鏡は魔女の怒りの余波を受けて割れた状態。そこに映り込んだのがバトラー。
割れた鏡に映るという演出は、バトラーが何かを偽っていることを示唆するのではないかと感じました。
そのバトラーですが、なんと一味に対してプリキュアについての緘口令を敷いていたことが判明。確かに見返してみると魔女への報告も「邪魔者」としか言ってないですね。大胆な伏線、全く気付きませんでした。
その理由は何も知らされていない一味には分からないですが、外から見ている我々からすると明白ですね。魔女の夢に出てきていた、おそらく伝説のプリキュアだった少女が関係しています。
どうやらあとまわしの魔女はこの少女について思い出すことができない状態。魔女が記憶を失ったことにバトラーが関連しているかは分かりませんが、少なくとも思い出させないためにプリキュアのことを隠しているのは間違いなさそうです。コメディ展開にちょいちょい付き合っていたバトラーも、いよいよただの執事ではないだろうな…というところ。
棺に入っているのは
そして今回わりと唐突に登場した”大地のリング”。伝説のプリキュアも南国の樹を思い起こさせるようなデザインで、大地の力を司る者だったのでしょう。一方、ローラが見つけたリングは海の力で、現状は人魚である彼女にしか使えないものとなっています。これらがかつての魔女を討ち果たした力だとすると、伝説のプリキュアも人間と人魚のチームだった、あるいは人魚から人間になった者だったと考えられそう。
あとまわしの魔女が伝説のプリキュアと関係しているのであれば、彼女のバディ人魚だったか、あるいは人魚から人間になった彼女の友人か。楽しそうな彼女が走り去る夢を見ていることから、何らかの理由で彼女と離れ離れになったんでしょうか。その未練が記憶を失ったあとまわしの魔女を動かしていて、それをバトラーがコントロールして利用しているとか？
あとまわしの魔女が伝説で討ち果たされた魔女と同一人物という可能性は薄くなったかなと思います。まなつとローラとの会話で「伝説上の魔女があとまわしの魔女かどうかはわからない」なんてわざわざ語られてましたから。
こうなると、”愚者の棺”に何が入っているかというのが物語の最重要ポイントなのかなと思います。棺は基本的に誰かの遺体を入れるものですからね。もし棺に入っている者がいるとするなら「伝説のプリキュア」か「魔女」と予想しておきましょう。
長くなりましたが今回はここまで。バトル作画や演出も凄い回だったので触れたかったですが、文字と画像だけだとちょっと難しいですね。
予想外し王の汚名返上の時が来た
