トロプリ2話の感想、やっていきます。
今回のタイトルは、まなつとローラ、それぞれの大事なことについて。そしてそれ以外にも重要なトピックがありました。
恒例のケンカ回となるワケですが…島から出てきて何もかもが楽しいまなつと、海からやってきてまなつしか頼れる相手のいないローラのすれ違い。まなつのポリシー。そしてプリキュアも普通の女の子であるということ。様々なテーマをうまくまとめ上げた、構成力の高い回だったと思いましたね。
おしながき
ローラの退屈とジェラシー
学校を楽しみにするまなつ。
部活へのこだわりが強いのは、島に同年代の友達がいなかったからかしら。
まなつの座席は窓際の一番後ろ、いわゆる主人公席ってやつですか。
早速トロピカった自己紹介をしたまなつ。クラスのみんなも唖然としていましたが、
目の前に天使が座っていて助かりましたね。
この後さんごとしばらく過ごすまなつでした。さんごの話は無限に長くなりそうなので割愛。まあ来週が本番ですね。
家に帰ると、なんとローラが風呂場に。退屈だったとのこと。
まあそりゃそうですよね。
まなつは地上の人ですから、学校へ行って、友達を作って、部活に入って...と、やりたいことがいっぱいある。
でも、ローラは独り人間の世界にやってきて、知っている人はまなつだけ。そりゃまなつがずっと居なくて、帰ってくるなり友人の話なんて始めたらつまらないし、ジェラシーを感じてしまいますよね。
ここのすれ違いが後のケンカに繋がってしまうわけです。
夜に水族館のプールで話をした時も、
まなつが「人魚の国に行きたい」と言ったらほら、こんなに嬉しそう。反対に、
まなつが学校の話や友達の話をするとほら、つまんなそう。なんですかねこの可愛い生き物は…
ローラがプリキュアの使命だのなんだのと言うのも、まなつの関心を自分に向けたいからなんでしょうね。プリキュアの話をしていればまなつは自分を見ていてくれるので。わがままに見えてなかなかいじらしいじゃないですか。
というわけで2日目、「プリキュアを探す」と理由をつけてまなつと一緒に学校に来たはいいものの、まなつは勉強したり、他の子と話したりしていてやっぱり退屈。ポッドから抜け出してしまい、まなつとケンカになっちゃいました。
プリキュアとして戦う理由
とはいえまなつだってずっとローラの相手をしてはいられないのは事実。
ローラも素直に寂しいと言えばいいものを、プリキュアの使命だとか地球のピンチだとか、それではまなつが「私にだって大切なものがある」と言い返すのも無理はないでしょう。プリキュアである前にひとりの女の子、これ重要。
でも、やっぱりまなつはローラが気になる。良い子。なにかを告げるリングの光も後押しして、ローラを探しに出る。
タイトルにもある、「どっちのダイジが一番大事?」その答え。
ピンチのローラを見つけ、まなつは改めて宣言しました。
「私、学校もめいっぱい楽しんで、プリキュアもめいっぱいやる!」
何のためにプリキュアとして戦うか。それは、ローラが繰り返していた使命とか、地球のためとか、そうじゃない。大切な友達であるローラのため。
前回、溢れるやる気のままに変身をしたときと違い、プリキュアになる理由が明確になった瞬間ですね。
戦いのあと、2人は無事仲直り。
まなつの言葉が嬉しかったローラと、ローラと仲直りできたことが嬉しいまなつ、2人の笑顔で2話はここまで。
おわりに
今一番大事だと思うことをやれ。それがまなつのポリシー。
では、大事なものがいくつもあるときはどうするか?
という問いが生まれるわけです。
答えは全部やる。全部守る。
プリキュアでありながら普通の女の子でもある。そんな彼女たちにシリーズを通して受け継がれてきた矜持を、まなつも示してきました。
そのようなテーマを、ローラの気持ちと上手く掛け合わせてきた2話。とても良い回でした。
来週はいよいよさんごの変身するキュアコーラルの登場。
可愛すぎて死ぬかもしれん。