えのメモ

プリキュアとミリオンライブについて日々考えている者です。

【ミリアニ第6話感想】それぞれの強みと悩み

 


ミリアニ第6話感想です。

 

※筆者は先行上映にてミリアニ12話まで視聴済です。先の展開をほのめかす・展開を知っている前提の考察等は本記事で行わないつもりですが、それでも気になる人はブラウザバック。

アニメ先行上映を除く、ミリシタや各種コミカライズで既に公開されている情報を絡めた解説については随所に入れていくつもりです。そういう事前情報ナシで楽しみたいよ!という人もブラウザバック推奨。一応、本文中では色を変えて感想とは区別できるようにします。

 

 

 

 

《各種用語》

ミリシタ→アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ”のこと。ミリオン2代目にして現在唯一稼働中のソシャゲ。【2017年~】

グリマス→GREE版”アイドルマスターミリオンライブ!のこと。ミリオン最初のゲーム。基本設定はミリシタに受け継がれているが今と異なるものもある。【2013年~2018年】

 

ゲッサンミリオン→漫画”アイドルマスターミリオンライブ!”のこと。ミリオン最初のコミカライズ。グリマス設定準拠。未来・静香・翼を中心とした作品。

BC/ミリオンBC→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover”のこと。アイマス界最長のコミカライズ。ミリシタ設定準拠。可奈・志保を中心とした作品。

BNS→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Brand New Songのこと。ミリシタ設定準拠。百合子・桃子・このみを中心とした作品。

 

アニマスTHE iDOLM@STERのアニメ。765プロのアイドル13人(通称765AS:オールスターズ)が登場する。ゲーム"アイドルマスター2"準拠。始めてプロデューサーの顔をハッキリ設定した作品でもある。

劇場版→アニマスの映画。765ASに加え、ミリオンライブから登場したアイドルが7人登場する。ミリアニは概ねこの作品の後の時系列と考えてよいが、一部設定が異なるパラレルワールド

 

 

 

静香が抱える悩み

6話、正確には5話の引きから登場した静香のお父さん(以下静香父)。

「中学の間だけですが、よろしくお願いします」は、小さな一歩だけどアイドルへの道を歩みだしていた静香に、改めて釘を刺す言葉です。まあ、静香父は原っぱライブを”あんなこと”と思ったわけですからね。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

と、言うわけでミリアニでも静香の抱える「アイドルは中学の間だけ」という背景が明らかになったわけですね。2話でのオーディションや、4話で原っぱライブの話が持ち上がった時に見せていた焦りはこのことが原因だったと。

ここ、はじめは未来が静香のことを上手く励ませないんです。そのあとPの言葉を聞いて顔が明るくなり、静香にも改めて頑張ろうということができた。根拠のない励ましはしない子なんですよね、未来。4話のやり取りを経てPへの信頼が築かれたことが感じられるのも良かったな~。

 

 

 

追加戦士たちの強み

6話では新たなアイドルが登場。5話で社長と話していた2人ですね。

 

まずは白石紬。凛とした佇まいに、長い銀髪が特徴の和風少女。

紬の魅力は何といっても一目でわかる美少女っぷり。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

...のはずですが、既に面白い部分も見え隠れしていますね。「もしかしてあなたは」は勘違いや早とちりのイントロです。

Pとのやりとりでむすっとしたのを未来たちにあやされてるけど、この子17歳で周りは中学生なんだよな。

☆白石紬(CV. 南早紀):金沢出身の17歳。凛とした佇まいに真面目な性格だが早とちりや勘違いが多い。ミリシタではスカウトされたのにオーディションの練習をしていた。甘味が好き。

 

お次は桜守歌織グリーグ/『ペール・ギュント』第1組曲より「朝」の歌声を響かせながらの登場。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

桜守歌織(CV. 香里有佐):音楽教室の先生をやっていた23歳の頼れるお姉さん。父親は自衛隊の高官で、次回予告の赤い点(レーザーポインター)はここから。朝に弱い。

この場面、”めっちゃ歌が上手い”ことを表現しなきゃいけない声優(香里さん)が大変過ぎるし、そのハードルを超えていくのも凄い。

 

紬と歌織さんはそのまま未来たちとレッスンへ。早くもその強さを感じさせた追加戦士組でしたが、ダンスレッスンに関しては未来たちに一日の長がありましたね。3人の成長が感じられて良い。

ただ、それで安心しないのが静香でした。良くも悪くもそういう性格。デビューの話もあって、冒頭で落ち着いたはずの気持ちがまた逸る。

 

静香は自主練で残ることになり、残る4人は帰路へ着いたのですが、そこで紬から衝撃の一言が。

「皆さん、寮はどちらなのですか?」

 

TO BE CONTINUED...(ドン!)

 

 

みらつむ・つばかお・しずしほ

紬のポンコツ発動...と言いたいところだけど、この件に関してはPの確認不足が大きいですよね。家は大丈夫だと言われたとして、住所は聞かないと。

結果的に紬は未来の家へ。翼は歌織と帰り途中にカフェへ、自主練後の静香の元には志保が来て、ここからは2人×3組で話が進んでいきます。やっぱりミリオンライブと言えばみらつむ・つばかお・しずしほ!

 

実際のところ、鉄板のしずしほに対して未来と紬、翼と歌織の絡みは珍しいですね。

 

みらつむルートは、紬が新しい生活への不安を吐露するという話でした。未来の家族にお世話になって、優しさを感じつつも寂しさを覚えるという展開。紬の家なし事件までは完全にギャグなのに、そこからの繋ぎが上手い。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

紬に対して美人だからスカウトされて当然と褒めつつ、我が子可愛いもやってくれる未来のお母さん。両親ともアイドル活動を肯定していて、静香との対比でもある。

 

 

つばかおルートはカフェの落ち着いた雰囲気もあってか、双方が悩みを聞き合う構図でしたね。翼は静香の本気に触れ、自分はこのままでいいのかという気持ちが少しずつ芽生え始めている。歌織さんは他の子たちより年上で、新しい世界に飛び込むことに不安もあった。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

歌織さんが”新しい自分に出会いたい”からアイドルになった話は、”静香のように強い憧れがないとダメなのか”と考えていた翼にとっていい指針になったでしょう。アイドルになる理由は人それぞれ。それは次の2人のやり取りにも繋がりますね。

 

 

自主練を終えて着替え終わった静香の元にやってきた、同じく練習直後の志保。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

静香が先に終えたのは、先に練習を始めていたのもあるでしょうけど、真っすぐ頑張る志保たちを見て辛くなったのかもしれないですね。

静香もまた、志保に心の内を話していきます。真っすぐ自分と向き合えている志保たちは眩しい、自分は色々なノイズがあってそれが出来ない、と。

☆「お父さんに認めてもらわなくちゃ」で志保がピクッとするのは、彼女の父親が蒸発しているから。そのことで苦心してきた志保にとって静香の主張は甘えだと感じるかもしれない。

確かに静香の状況は恵まれているとは言えない。だけど静香以外の子たちがみんな悩みなくアイドルをできているとは限らないんですよね。真っすぐ向き合っているように見えた志保は、本当は色々なものを背負っている。

 

そんな志保にとって静香の言葉は言い訳に聞こえて...いえ、恐らく静香自身も薄々気づいているんでしょう、だから口に出した。志保もそれがわかったから発破をかけたわけですね。

志保に煽られて真っ赤になった静香。しばらくは目の前に集中していけるでしょうか。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

ドヤ顔かわいい。

しずしほ、静香と志保の関係についてはもう少し別の記事で語りたいと思います。

 

 

Team1st、その人選

紬と歌織。この2人が原っぱライブで未来の手を取るシーンがありました。765ASのライブを見てオーディションを受け、一番最後に合格した未来が、新たな仲間にバトンを繋いでいたわけですね。

この”繋ぐ”という言葉はミリシタにも楽曲の歌詞にも頻繁に登場するミリオンライブのキーワード。そして、原っぱライブで生まれた想いは次の舞台にも繋がっていきます。

 

少し話を戻しまして。レッスンの終わり、Pがついにプロジェクトが始動することを伝えに来ました。その名も”ライブシアタープロジェクト(Live Theater Project)”。

☆ミリオンライブ最初のCDシリーズ"LIVE THE@TER PERFORMANCE”、通称LTPに頭文字を合わせていると思われる。

39人のミリオンスターズは数人からなるユニットに分かれて順次デビューイベントを行っていくとのこと。その先陣を切るTeam1stのメンバーは志保杏奈朋花、そしてリーダーの美奈子

 

この人選、一期生3人+既にファンがいる朋花となっていて最初のユニットとしては妥当です。ただし、あくまで一期生というのはミリアニにおける括り。第4の壁を越えた我々から見てどういう共通項があるのか考えてみました。

 

私なりの答えは「プロ意識」そして「サービス精神」です。

志保はアイドルという"仕事"に対するプロ意識が高い。

杏奈のスイッチオンも、自らの鼓舞だけでなく会場を会場を盛り上げる気持ちの表れ。

朋花はアイドルになる前からファンへのために何が出来るかを考えていたサービス精神の塊。

美奈子の他者への気遣いは言わずもがなです。

職業としてアイドルを見たとき、大事ことのひとつは”魅せる”こと。この4人はそれぞれ”魅せる”ことに強みを持つ子たち、ということなんじゃないでしょうか。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

Team1stによって披露されたのは”Star Impression”。ミリアニ発の完全新曲!

静かに燃えるようなメロディーとバチバチのダンスが滅茶苦茶カッコいい。

静香を焚きつけた志保がここでちゃんと結果で示すのも良いよね。

 

最高のステージで、滑り出しは大成功。

でもこれはあくまで1stの色。それぞれ違う想いを抱えたアイドルたちが、異なる色を魅せてくれるでしょう。

 

 

と、いうわけで次のアイドルたちが魅せてくれるのは…水着回です!

【ミリアニ第5話感想】手作りでも、未完成でも、届けたい想いがある!


ミリアニ第5話感想です。

 

※筆者は先行上映にてミリアニ12話まで視聴済です。先の展開をほのめかす・展開を知っている前提の考察等は本記事で行わないつもりですが、それでも気になる人はブラウザバック。

アニメ先行上映を除く、ミリシタや各種コミカライズで既に公開されている情報を絡めた解説については随所に入れていくつもりです。そういう事前情報ナシで楽しみたいよ!という人もブラウザバック推奨。一応、本文中では色を変えて感想とは区別できるようにします。

 

 

 

 

《各種用語》

ミリシタ→アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ”のこと。ミリオン2代目にして現在唯一稼働中のソシャゲ。【2017年~】

グリマス→GREE版”アイドルマスターミリオンライブ!のこと。ミリオン最初のゲーム。基本設定はミリシタに受け継がれているが今と異なるものもある。【2013年~2018年】

 

ゲッサンミリオン→漫画”アイドルマスターミリオンライブ!”のこと。ミリオン最初のコミカライズ。グリマス設定準拠。未来・静香・翼を中心とした作品。

BC/ミリオンBC→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover”のこと。アイマス界最長のコミカライズ。ミリシタ設定準拠。可奈・志保を中心とした作品。

BNS→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Brand New Songのこと。ミリシタ設定準拠。百合子・桃子・このみを中心とした作品。

 

アニマスTHE iDOLM@STERのアニメ。765プロのアイドル13人(通称765AS:オールスターズ)が登場する。ゲーム"アイドルマスター2"準拠。始めてプロデューサーの顔をハッキリ設定した作品でもある。

劇場版→アニマスの映画。765ASに加え、ミリオンライブから登場したアイドルが7人登場する。ミリアニは概ねこの作品の後の時系列と考えてよいが、一部設定が異なるパラレルワールド

 

 

芋虫たち、準備の時

未来の言葉で目標を一つにしたアイドル37人。ですが落ち着く間もなくその日は迫る。

今回は突発開催のイベントなので十分な準備期間はありません。リミットは12日。

 

残念ながら全員がステージには立てません。練習時間も限られている上、他の準備が出来なくなるから仕方ないですね。

ステージに立つのは未来・静香・翼・百合子・星梨花・杏奈・まつりの7人。屋上組だ。

 

テントのデザインがロコによって考案され、それを見たジュリアは「武道館」を想起します。ここで初めて武道館というワードが出てきましたね。初見勢にはちょっと唐突だったかも?

☆武道館/ぶどーかん:ミリオンライブの原点であり目標。劇場の歴史は手づくりのぶどーかん(テント)から始まった。

 

ステージ組以外も、屋台の準備や出し物の練習を進めます。

メタ的にみると、3,4話で掘り下げられた子たちを話の中心に中心に置きつつ、顔見せだけだった子には特技や趣味を披露する場が用意されていて、めちゃくちゃ理にかなってますね。

 

準備は手作り、手縫い、泊りがけ。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第5話

ロコが早くも入眠してるのマイペースで好き。

みんながスッポリ寝袋に入っている絵はかなりシュール。でも、まだ成長中の芋虫だから不格好なのは当たり前なのかもしれません。

 

ここで未来がみんなに「ありがとう」を伝えます。ミリアニのありがとうの言い方好きなんですよね。丁寧で、心が籠っていて。

4話でも未来が想いを語る場面があって、みんなの心を動かしました。それが出来るのは…未来の言葉が響くのは、嘘や建前がないってわかるからだと思うんです。

そして未来の「ありがとう」は、オーディションのときPが見た光景に、ハッキリとした方向性を与えることになります。

 

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第5話

謎のアートを作っていたこともありましたが、そのおかげもあって(?)デザイナーとして信用されているっぽいロコ。描くのは…

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第5話

虹色の蝶。芋虫のやり取りでインスピレーションを得たと。
1話で未来が夢を見つける過程を暗喩していた蛹から蝶への羽化にもかかっています(実際は蝶のロゴありきで1話のシーンが描かれてるわけですが)

ロコは前衛的なアートが目立ちますが、実はニーズに合ったモノも作れるんですよね。

 

そこに未来の提案で、みんなのサインを描くことに。当日来られないメンバーの気持ちも一緒に乗せて。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第5話

こうして、朝日とともに”手作りのぶどーかん”は完成したのでした。

 

 

”原っぱライブ”当日!

そして開幕の時間。多くのお客さんが訪れているのも、アイドルたちの地道な集客活動ゆえですね。入口にブドウの缶が置いてあるのジワジワくる。

☆ブドウの缶:”ぶどうかん”というシャレ。実際に武道館ライブが行われた4thのBD特典映像でも使われたネタ。

 

まずはステージ組について。

新人で曲がないので、披露する曲は先輩ASのカバー。

その選曲はというと、なるほどWe Have A Dream。

...

We Have A Dream!?どっから引っ張って来てんねん。この作品、変態(いい意味で)が作っている。

☆We Have A Dream:765AS楽曲。もとはスロット機の稼働に伴って発表されたもの。

私はこの曲、昨年のSUNRICH COLORFULで知りましたね。

で、歌詞見てみると「私たちのこと知らなくてもこれから覚えてよね」「人数多いけれど それぞれがとても個性的で退屈しないよ」なんて今のシアターメンバーが歌うのにピッタリじゃないですか。この曲が製作されたときは13人だったのに、今や人数多いどころじゃないな。

ASの強い曲をサンプリングできるのはミリオンの強みだね。

短いMCとライブシーンだけど、未来のワクワクとか静香の緊張感がよく伝わってくる。「恋は禁止」で百合子が抜かれるの好き。

☆恋しますよ!:百合子の口癖。

 

音楽のリズムに乗って、外では茜が大立ち回り。茜ちゃんねる、イベントを映すぶんには良いだろうけど先輩アイドルの楽屋映像で得た収益で私腹を肥やして大丈夫か?

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第5話

茜ちゃんねる改め765プロちゃんねる:大丈夫ではありませんでした(6話次回予告より)。お目付け役律子の帰還により、茜の計画は無事阻止され、チャンネルは公式に召し上げられた。

 

このあたりはとにかくいろんなアイドルが出てきて流石に感想で全部は触れられないですね。

特に好きなところ↓

・(茜曰く)なんだかよくわからないオブジェの前でドヤ顔しているロコ

・運営としてちゃっかりPの隣を確保している琴葉

・茜を「おかねちゃん」呼ばわりする麗花

・美也(全部)

・ズッコケがコメントで「定番芸」扱いされている春香

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第5話

 

 

感謝のステージ

5話では新しく歌織と紬が登場しましたね。

桜守歌織(CV. 香里有佐):ミリシタからの新キャラ。音楽教室の先生をやっていた23歳の頼れるお姉さん。朝に弱いのが唯一にして最大の弱点。

☆白石紬(CV. 南早紀):ミリシタからの新キャラ。金沢出身。凛とした佇まいに真面目な性格だが早とちりが多い。甘味が好き。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第5話

紬、来た時は緊張していたのに気づいたらタコ焼きを頬張っているあたり、既に面白さの片鱗が見えているな。この2人の活躍はこれからですかね。原っぱライブはいい刺激になったみたいです。

 

 

日は暮れて、いよいよ最後のステージ。

手作りのステージに、未完成の楽曲。

それでもこのライブを開きたかった理由。その気持ちを真っすぐに伝える未来。

ともにステージをつくってくれた仲間に、見てくれるお客さんに、今日このステージがあることに。「ありがとう」を伝える曲。”Thank You!”。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第5話

☆Thank You!:ミリオンライブ第1曲目にして不動のテーマ曲。最初の曲が「感謝を伝える曲」であるというのがミリオンライブの持つ優しい雰囲気に繋がっている(突然の勝手な考察)。

音源の代わりにジュリアが弾くってのがいいよねぇ。ミリオンのライブに欠かせないファクターですからね、ジュリアのギター。

☆ジュリア(CV. 愛美):九州出身のロックなアイドル。高い歌唱力に加えギターも弾ける。意外と常識人でツッコミ側。中の人もリアルライブで弾き語りをする←!?

 

未完成だから音源も振り付けもないんだけど、真っすぐな想いが観客に、そして仲間に届いて…

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第5話

外で見守っていた仲間も思わず一緒に歌いだす。ここで最初に声を出すのが、自信のなかった可憐なのがいいよね。もう少し勇気があれば、自分もステージに立てていたかも。そんな想いもあるかもしれません。

最後は37人での大合唱。出来立ての楽曲をみんな歌えるのは、きっと未来たちが頑張る様子を見ていたんでしょうね。

 

 

こうして、楽しい時間は終わりを迎える。

現場大臣たちに解体されるステージや屋台を見て、寂しさを感じるアイドルたち。

準備段階は極力アイドルたちが作り上げているように描きつつ、最後にちゃんと裏方の活躍を見せる演出、本当に巧みだなと思います。

そんな中、未来は寂しさに同意しつつも、次の舞台を見据えていました。彼女の目線は、その名の通り常に未来を向いているんですね。

Pの言う通り、”原っぱライブ”は一歩目。本番のステージはこれから。だけど、踏み出した一歩目は必ず次の原動力になる。みんなそう感じた...はずだったけど。

 

 

楽しい時間に終わりを告げるものがもうひとつ。

「あんなことなのか、お前がやりたいのは」

静香のお父さんの登場です。

 

 

5話の感想はここまで。次回、静香のお父さんは何を語るのか。

【ミリアニ第4話感想】やってみたいを やってみよう

ミリアニ第4話感想です。アイドルがいっぱい...過ぎる!

 

※筆者は先行上映にてミリアニ12話まで視聴済です。先の展開をほのめかす・展開を知っている前提の考察等は本記事で行わないつもりですが、それでも気になる人はブラウザバック。

アニメ先行上映を除く、ミリシタや各種コミカライズで既に公開されている情報を絡めた解説については随所に入れていくつもりです。そういう事前情報ナシで楽しみたいよ!という人もブラウザバック推奨。一応、本文中では色を変えて感想とは区別できるようにします。

 

 

 

 

《各種用語》

ミリシタ→アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ”のこと。ミリオン2代目にして現在唯一稼働中のソシャゲ。【2017年~】

グリマス→GREE版”アイドルマスターミリオンライブ!のこと。ミリオン最初のゲーム。基本設定はミリシタに受け継がれているが今と異なるものもある。【2013年~2018年】

 

ゲッサンミリオン→漫画”アイドルマスターミリオンライブ!”のこと。ミリオン最初のコミカライズ。グリマス設定準拠。未来・静香・翼を中心とした作品。

BC/ミリオンBC→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover”のこと。アイマス界最長のコミカライズ。ミリシタ設定準拠。可奈・志保を中心とした作品。

BNS→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Brand New Songのこと。ミリシタ設定準拠。百合子・桃子・このみを中心とした作品。

 

アニマスTHE iDOLM@STERのアニメ。765プロのアイドル13人(通称765AS:オールスターズ)が登場する。ゲーム"アイドルマスター2"準拠。始めてプロデューサーの顔をハッキリ設定した作品でもある。

劇場版→アニマスの映画。765ASに加え、ミリオンライブから登場したアイドルが7人登場する。ミリアニは概ねこの作品の後の時系列と考えてよいが、一部設定が異なるパラレルワールド

 

 

すれちがい

劇場の本格始動が待てない未来は、”原っぱライブ”を考案。

さっそくアイドルたちの連絡用グループに共有します。

翼はいつも通り楽しさ優先で、静香も早くステージに立ちたい焦りから今回は賛成。止める者がいねえ!

 

と思ったら、一旦Pからの呼び出し。そう、この後のゴタゴタの前にちゃんとPの了解を得てはいるんです。これがあるかないかで結構違いますよね。

まあ本当に最低限ではあるんですけど。Pも社長やチーフに言われた”アイドルの自主性”をかなり気にしていて、未来や茜にビシッと言わないようにしている感じがある。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第4話

こうして一応の了承を得た未来たち3人がまず向かったのは前回も出番が多かった百合子のグループ。この一手は正しい。経験豊富な一期生+頼れる姫。実際に百合子たちは経験に基づいて具体的な議論を進めていく。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第4話

で、こうして落ち着いて考えてみると、課題が多くて出来ることと出来ないことがあるんだなってわかってきます。

ここに年少組や自信ない組も集まり、なんとなくですが百合子たちを中心とした、「やってみたいけど大変なことも多いよね」なグループができます。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第4話

☆木下ひなた(CV. 田村奈央):りんごのような丸いシルエットが可愛い道産子ちゃん。幼く見えるけど未来たちと同級生の14歳。北海道壮瞥町とリアルコラボした。

☆中谷育(CV. 原嶋あかり):765プロ最年少の10歳。子ども扱いされたくないお年頃で、ジッサイのところ年齢以上にしっかりしている。ミリシタでは劇中劇でとんでもない役を貰いがち。

☆大神環(CV. 稲川英里):ヒーローのレッドに憧れる12歳。幼少期を自然の中で過ごしており元気いっぱい、精神年齢は少し幼め。Pを「おやぶん」と呼ぶ。

未来たちもここに残って話を聞いていたらあそこまでこじれなかったかも?

 

P経由ではこのみたち大人組と、可奈たち仕事組に話が行きます。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第4話

矢吹可奈(CV. 木戸衣吹):歌が大好きな14歳。明るく元気な主人公気質だけど、未来と比べるとちょっと凹みやすいけど、すぐに前を向いて頑張るぞ。

北沢志保(CV. 雨宮天):クールな14歳。父親がおらず、家計を支えるためアイドルになった。静香と比べるとドライだけど仲間のことはちゃんと気にかけている。

☆松田亜利沙(CV. 村川梨衣):アイドルオタクのアイドル。長く伸びるツインテールが特徴の16歳。アイドルに詳しい他、撮影や動画編集でも光る技術を見せる。

二階堂千鶴(CV. 野村香菜子):セレブ(?)アイドル。不思議と家庭的な一面もある21歳。お母さん専属シェフが作ったコロッケを差し入れてくれる。

天空橋朋花(CV. 小岩井ことり):聖母(15歳←!?)。”子豚ちゃん”へ平等に愛をふりまくためアイドルになった慈愛の化身。天空騎士団という親衛隊がいる。

ここの可奈、表情コロコロ変わってめっちゃかわいい。仕事が入ってて落ち込む可奈を見て一瞬表情が曇る志保とかホント細かいところまで作り込まれてるなぁ。

☆かなしほ:かなしほは正義。

こっちも一期生や年長者、アイドルに詳しい亜利沙に聖母。Pから話を聞いたというのもあってスタンスは慎重ですね。

 

一方、から伝言を受けた組はとにかく話が大きくなっていく。

”お祭り”というワードが独り歩きし、既に準備を始める子も。

今回の騒動、まあ茜の暴走によるところも大きいんだけど、一応フォローしておくとそもそも茜からの伝言を受けた子たちは元々お祭り好きで「考えるより行動!」タイプが多いんですよね。海美、昴、奈緒あたりがその筆頭。この子らの伝言でもその都度話が曲がってるし。

 

それにしても、”4話で37人出す”という無茶を、ウワサがドンドン広がっていく様子とかけて自然に演出しているのが凄い。まあ、そうはいっても初見だと多いなとは感じるだろうけど。

 

事態はいよいよ収拾がつかなくなってきます。

それを暗示するかのように雨が降り、ロコアートが崩壊

ついにはP直々にストップがかかってしまうのでした。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第4話

なんなんこの美少女。この絵SSRでくれや(下敷きになったPから目を背けつつ)。

中の騒動とか知らずにひたすらロコアート作ってて、それが壊れて凹むロコ、愛しい。

 

 

 

はなしあい

Pによる召集で、リモート含め37人のアイドルが初めて集合。

未来の「みんなと会ってみたい」は、思わぬ形で叶うことになりました。

 

話を切り出したのはP。

ここでまず、自分がまずみんなと話さなければいけなかったという謝罪と、参加人員・時と場所が限られているという覆せない条件の提示をしっかりやっていたのが良かったですね。この後アイドル側の意見を聞くわけですが、先に抑えておかなければいけないことがあると。頼りなさそうに見えてちゃんとしている。

 

発案者の未来は黙ったまま。

未来は前向きで行動力があり、自分のことではなかなかへこたれない。でも人の気持ちに敏感で、こういう周囲とのトラブルになると普通に落ち込むんですよね。雨に濡れてビショビショなのもあって、未来の中の「失敗しちゃった」気持ちは相当大きくなっているでしょうね。

 

というわけで未来以外が順番に話していきます…が、いろんな立場があってまとまらず、余計に話がこじれてしまいます。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第4話

高山紗代子(CV. 駒形友梨):真面目熱血おさげメガネの17歳。大抵のことは根性で解決しようとするが、これには不安を払うためにとにかく目の前のことを頑張るしかないという心情もあり、4話ではこの面が強く出ている。

篠宮可憐(CV. 近藤唯):美形でプロポーションにも優れる16歳。周りが振り向くほどの美形にもかかわらず自己評価が低い。ド派手な服を着るのも臆病な自分を変えたいから。

紗代子が「今はレッスンを頑張りたい」と話した後のカット、周りの子が凄く遠く見える。グッとなる演出でした。

この辺、百合子は直前で紗代子や可憐の気持ちを聞いていたからパスを出して、桃子は紗代子が消極的に見えたから一緒になって声をあげて、志保は語気の強い桃子の主張に具体的な説明を足して、流れが反対に寄ったから今度は奈緒が未来を庇って...という感じでお互いをフォローしあっているはずなんですけど、結果的に溝が深まってしまっていて、胸が苦しくなりますね。

 

ここで、話し合いはいったん休憩。

視点は桃子へと移ります。

ところで話し合いの中で、シアター組でも年下である桃子が反対派の急先鋒になった理由は初見の人にどれくらい伝わっているんですかね。本編中では「元子役」くらいしか情報がないから単純にプロ意識の高い性格キツめな子だと思われるかな。テレビでは桃子のCMが流れてるので、それでどれだけ汲み取ってもらえるか。

まあ事情はさておき、桃子も言い合いになってしまったことを後悔しているわけですね。決してただのワガママな子じゃない。そして、そのことをちゃんとみんな分かっているんですよ!

桃子と話そうと、最初にやってきたのは瑞希

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第4話

☆真壁瑞希(CV. 阿部里果):ポーカーフェイスな17歳。感情を表に出すのが苦手だが、内には熱いものや面白いことを秘めている。手品やバトントワリングが得意。

桃子の「やりたくない」が単なる拒否ではなく「ちゃんとしたものをみせられないならやりたくない」であることを汲み取りつつ、手品の失敗を交えて「失敗するかもしれないけど、やってみないと分からないこともある」と諭す。完璧。

瑞希以外にもたくさんの子たちが集まっていて、様子を見に来たけど飛び出せない琴葉、それをさらにフォローするまつりもいて。

さっきはお互いをフォローしようとした結果、余計に揉めてしまいましたが、こんな風に上手くいくこともある。

 

そう、結局はただのすれ違いだったんです。

思えば、最初は文面で、それからはみんなバタバタしていて、未来の本当の想いは伝わっていなかったですね。

それなら、ちゃんと言葉にすればいい。未来と話すために、Pは3人の元へやってきた。そして始まる未来の独白。4話のクライマックスです。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第4話

未来が原っぱライブをやろうとした最初の理由は、「ステージに立ちたい気持ちがあるのは自分だけじゃなくてみんなも同じだってわかった」から。未来はみんなの願いを叶えたかっただけなんですよね。ちょっと先走っちゃったけど。みんなのためと思って始めたことが、みんなの輪を乱してしまった。やらない方が良かったのかな、が今の未来の心情でしょうか。

これに対してPは「色んな課題があるけど」と置いて、「アイドル(未来)がやりたいことを見つけてくれたことが嬉しい」「それを一緒に叶えていくのがPの仕事」と返します。これ、ミリオンのPとして100万点の回答だと思います。Pが一方的にプロデュースするんじゃなくて、アイドルたちが作り上げていく隣にPがいるのがミリオンライブなんですよ!

 

この会話は、翼の機転(マイクON)によってシアター中に伝わっていました。翼は自由人だけど、ちゃんと周りが見えているから揉めないし愛されるんですよね。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第4話

こうして、Pと未来は改めてみんなの前に立つ。今度は想いをちゃんと伝えた上で。

「何かをやってみたい」という気持ちはみんなが持っていた。だけど、その気持ちの大きさや、どうやってそれを実現するかというビジョンはそれぞれ違っていた。37人もいるんだから当たり前だよね。そんな中で”何でもあり”と言われても、それは不安の種にしかならない。

だけど今度は違います。「やってみたいことがあったら、やってみよう」と決めたから。言葉にするだけで、Pがそう言ってくれるだけで、心強さが全然違うんじゃないかな。

 

ここで真っ先に賛成してくれたのがリモートの可奈というのが良い。これで一気に空気が晴れましたね。劇場版で「時間がない」と言っていた志保が「まだ時間があるし」と言ってくれたのも嬉しいシーン。

今度の”何でもあり”は、誰にでもやれることがあるということ。不安そうだった紗代子や可憐も踏み出せそうですね。

最後は桃子がデレて締め。奈緒が飛びついてくるの好き。桃子と揉めたのずっと気にしてたんだろうなって。

 

 

というわけで4話感想でした。

37人の自然な登場+トラブル(未来曇らせ)からの結託を1話にまとめた手腕、ミリオンに触れたことがある者は誰もが驚愕するところだったんじゃないでしょうか。アイドルたちのやり取りが本当に自然で、この子ならここでこう動くだろうなっていうのがイメージ通りだったんですよね。

初見の人にはちょっと新しい子が多くて大変だったかな。まあ未来静香翼以外は色んな子がいるんだなくらいでも大丈夫です。また出番があるときは都度説明が入ると思うので。気になった子はぜひ調べてみてください!

本当は前回の感想まででプロフィール解説文載せてなかった子に全部つけたかったけど流石に無理だった。12話終わるまでのどこかに全員の解説文入るようにはするつもり。

【ミリアニ第3話感想】景色を、想いを、共有して

ミリアニ第3話感想です。アイドルがいっぱい!

 

※筆者は先行上映にてミリアニ12話まで視聴済です。先の展開をほのめかす・展開を知っている前提の考察等は本記事で行わないつもりですが、それでも気になる人はブラウザバック。

アニメ先行上映を除く、ミリシタや各種コミカライズで既に公開されている情報を絡めた解説については随所に入れていくつもりです。そういう事前情報ナシで楽しみたいよ!という人もブラウザバック推奨。一応、本文中では色を変えて感想とは区別できるようにします。

 

 

 

 

《各種用語》

ミリシタ→アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ”のこと。ミリオン2代目にして現在唯一稼働中のソシャゲ。【2017年~】

グリマス→GREE版”アイドルマスターミリオンライブ!のこと。ミリオン最初のゲーム。基本設定はミリシタに受け継がれているが今と異なるものもある。【2013年~2018年】

 

ゲッサンミリオン→漫画”アイドルマスターミリオンライブ!”のこと。ミリオン最初のコミカライズ。グリマス設定準拠。未来・静香・翼を中心とした作品。

BC/ミリオンBC→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover”のこと。アイマス界最長のコミカライズ。ミリシタ設定準拠。可奈・志保を中心とした作品。

BNS→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Brand New Songのこと。ミリシタ設定準拠。百合子・桃子・このみを中心とした作品。

 

アニマスTHE iDOLM@STERのアニメ。765プロのアイドル13人(通称765AS:オールスターズ)が登場する。ゲーム"アイドルマスター2"準拠。始めてプロデューサーの顔をハッキリ設定した作品でもある。

劇場版→アニマスの映画。765ASに加え、ミリオンライブから登場したアイドルが7人登場する。ミリアニは概ねこの作品の後の時系列と考えてよいが、一部設定が異なるパラレルワールド

 

 

 

原っぱ...ではなく

3話冒頭では社長からミリオンスターズの活躍の場である原っぱ...ではなく『劇場(シアター)』を紹介されます。765プロはアイドルへの先行投資を惜しまないのだ。人手は一向に増えないけど。

 

そんなシアターを彩る仲間たちが続々登場。

まずはロコ。シアターの横でロコアートを建造中。ロコはアニメで見てからより好きになったな~。愛らしさが凄い。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第3話

☆ロコ(CV. 中村温姫):本名は伴田路子、15歳の中学3年生。アーティスト気質で、自らの感性を大切にしている。ロコナイズされた口調で喋るのもその一環。

 

続いてまつり。白馬とともに登場。

☆馬での登場はゲッサンのオマージュ。

この時点ではメルヘン系のヤバい人かなという印象ですが...?

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第3話

徳川まつり(CV. 諏訪彩花):19歳、自らを”姫”と称するアイドル。その振る舞いの裏には努力と気配りがある。フィジカルはトップクラスだが本人曰く「妖精さんのおかげ」。

 

シアター内に入ると海美と昴がキャッチボール。昴はミリオンスターズを球団だと勘違いしてるのかな?

石川ミリオンスターズ独立リーグ所属のプロ野球チーム。ミリオンライブとは特に関係ない。

 

って流石に濃いわ!

未来たちとのやりとりの裏では茜が大暴れしていたし。

茜、アニメ化の恩恵を一番受けている。めちゃくちゃ動いてた。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第3話

野々原茜(CV. 小笠原早紀):16歳のウザカワ系アイドル。自己プロデュースの鬼でグッズを勝手に作り勝手に発注する。お目付け役・律子との掛け合いはほぼこち亀

 

シアターの子は大なり小なり個性があるとはいえ、よくこれだけ初見のインパクトが強い子ばっかり集まったもんだ。

この辺の静香の反応がいちいち真面目で面白いんですよね。アイドルならこれくらい個性的じゃないとダメなのかな...とか思ってそう。「そんなのあるんだ...!」って投げ込みなんてあるわけないでしょ!

そんな3話ですが、話の中心になっていくのは七尾百合子でした。

 

 

風の戦士は先輩風を吹かせたい

☆永吉昴(CV. 斉藤佑圭):15歳のボーイッシュ野球少女。オレっ娘だけど声が可愛い(主観)。左利き。4人の兄がいる。

☆七尾百合子(CV. 伊藤美来):15歳の文学少女であり風の戦士。妄想の世界に入ることがある。運動は苦手寄り。

 

3話で出番の多かった百合子。彼女は今回新しく登場した中では普通っぽい子という印象になるでしょう。もしかするとそれを強調するために個性派たちを多く出したのかもしれません。深堀りすれば百合子も他の子たちに負けない個性的な面が出てくるんですけどね。

 

百合子は先輩らしくしようと頑張るのですが、昴に出鼻を挫かれ、続くレッスンでも未来たちが思った以上に付いてきたので焦ります。もともと運動が得意なタイプではないんですよね。2回のレッスンを耐えきるあたり成長してるんですが。

レッスン後、未来たちのステージに立ちたい思いが強くなった一方で、百合子は未来にすぐ同意できませんでした。今のままでステージに立つのが不安になってしまったわけですね。

 

ここで百合子をフォローしたのがまつり。今回の裏主人公です。

 

 

凄いよまつり姫

3話ではまつりの魅力が隅々まで発揮されていましたね~。

まずは姫としての登場。続くレッスンでは、強いキャラの裏に気配りの上手さがあることをみせました。

建設業の方々にもこまめに差し入れを送っている様子。自分を姫として見てくれる人がいてこその姫。まつりはその努力を欠かさない。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第3話

それと関連して、まつりが見せたかった景色は建設中のステージ。アイドル以外にも頑張っている人がいるということ。だから焦ってはいけないということを、逸る未来たちに教えます。

これが百合子に対しても効果があったみたいですね。未来が落ち着いたことで話しやすくなった百合子は、まつりのパスを受けつつ(本当に隙がない)、自分の見せたいところに皆を連れていく。

 

それはシアターの屋上。ミリシタでも頻繁に登場する、大切な場所の一つです。

ここで百合子は自分の想いを綴る。ポエミーな言葉が様になるのも文学少女の魅力です。

景色を見ながらのやりとりで、ステージへのビジョンを、想いを共有していく。先輩後輩楽しみな子不安な子という壁が段々と無くなっていくんですね。

☆インストはLegend Girls‼のアレンジ。ミリオン最初のユニット曲で、歌詞もアニメの未来たちの状況にピッタリなのでぜひ聴いて欲しい。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第3話

「私のこと、百合子でいいよ」

百合子さんから百合子へ。”素敵な先輩”も捨てがたいけど、想いを共有してこれから一緒にやっていく仲間に壁はいらないという、百合子の新たな決意です。

未来→百合子の呼称を、先輩/後輩の垣根を越えて一緒にやっていくエピソードと絡めるのはホントにミリオンを隅々まで拾っていくつもりなんだなと思いましたね。

☆未来の他称はさん付け/ちゃん付け/呼び捨ての3パターンに分かれており、百合子は年上ながら呼び捨てされている。

 

百合子の感謝にすっとぼけたまつりで締め。自分以外の姫(アイドル)も立てられるまつりと、ちゃんとそれに気づいている百合子。

百合子の成長と、まつりの魅力が詰まった回でした。

 

 

 

そして再び原っぱへ

さて、ここまで百合子側にフォーカスしてきました。

未来はどうかというと...やっぱり待ちきれない。そしてこの待ちきれない気持ちが、自分だけのものでないこともわかった。

 

でもシアターの完成はまだ。じゃあどこで......ありました。

そう、原っぱです。

 

 

今回はここまで。次回はさらにたくさんのアイドルが出てきそうです。

【ミリアニ第2話感想】”アイドルになる”のはいつから?

ミリアニ2話の感想です!

 

※筆者は先行上映にてミリアニ12話まで視聴済です。先の展開をほのめかす・展開を知っている前提の考察等は本記事で行わないつもりですが、それでも気になる人はブラウザバック。

アニメ先行上映を除く、ミリシタや各種コミカライズで既に公開されている情報を絡めた解説については随所に入れていくつもりです。そういう事前情報ナシで楽しみたいよ!という人もブラウザバック推奨。一応、本文中では色を変えて感想とは区別できるようにします。

 

 

 

 

《各種用語》

ミリシタ→アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ”のこと。ミリオン2代目にして現在唯一稼働中のソシャゲ。【2017年~】

グリマス→GREE版”アイドルマスターミリオンライブ!のこと。ミリオン最初のゲーム。基本設定はミリシタに受け継がれているが今と異なるものもある。【2013年~2018年】

 

ゲッサンミリオン→漫画”アイドルマスターミリオンライブ!”のこと。ミリオン最初のコミカライズ。グリマス設定準拠。未来・静香・翼を中心とした作品。

BC/ミリオンBC→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover”のこと。アイマス界最長のコミカライズ。ミリシタ設定準拠。可奈・志保を中心とした作品。

BNS→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Brand New Songのこと。ミリシタ設定準拠。百合子・桃子・このみを中心とした作品。

 

アニマスTHE iDOLM@STERのアニメ。765プロのアイドル13人(通称765AS:オールスターズ)が登場する。ゲーム"アイドルマスター2"準拠。始めてプロデューサーの顔をハッキリ設定した作品でもある。

劇場版→アニマスの映画。765ASに加え、ミリオンライブから登場したアイドルが7人登場する。ミリアニは概ねこの作品の後の時系列と考えてよいが、一部設定が異なるパラレルワールド

 

 

 

準備をする卵たち

未来と静香の待ち合わせ場所は池袋駅

静香は埼玉住みなので、東京住みの未来と会うにはちょうどいいところですね。

 

時を同じくして、プロデューサーもまた翼と待ち合わせ。

池袋駅が迷宮であることに言及している+1000000点

 

急いでいた未来は再びプロデューサーとぶつかります。同じ相手と二度目の衝突、もしかすると2人の出会いが偶然ではないことの示唆かもしれませんね。

「すみませんでした~!」と謝って去る未来。元気系だけど礼儀正しいところすき。

 

OP明け、まずはPと翼のシーン。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第2話

☆スプーンを左手で持っていることから分かるように、翼は左利き。やはり天才タイプ。

翼のアイドルに対する元々の印象は「大変そう」。友達や兄との関係性からも、彼女が周囲から愛されて、苦労なく育ったことが伝わります。

そんな翼をアイドルに誘うにあたって、まず本物のライブを見せたPは流石の判断。後の描写の通り、ポテンシャルはめちゃくちゃ高い子なので。

翼の扱いはまだ不慣れな感じでしたが、熱意の伝わる良いシーンでした。

 

事務所に戻ると小鳥さんや美咲ちゃん、チーフPの姿が。実家のような安心感。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第2話

音無小鳥(CV.瀧田樹里):765プロ発足時からの事務員。ミリオン世界でも、グリマスまで事務員は彼女1人だった。彼女の母は高木社長が若手時代に担当したアイドルであり...コミカライズ5巻分の話になるのでこの辺で。

☆青葉美咲(CV.安済知佳り果たしていつ休んでいるのか...

新人Pをみんなして激励する感じ、中小企業だなぁ。

現状の合格者は35人。話しぶりから察するに、既に十分な人数が集まっていて、次回のオーディションを最後にするようですね。それはつまり、よほどの輝きを見せる必要があるということ。まあ受ける側は知る由もないことですが。

 

 

そんな未来と静香は公園で練習。

初心者の未来も、少しは慣れていそうな静香も、まだまだ周囲を驚かせるほどではないようで。流石の未来もちょっと落ち込む。落ち込むけど、落ち込んだままじゃないのが未来の凄いところ。

この辺で静香の家庭環境について描写が挟まれまして、静香が真っすぐアイドルを目指せなかった理由が父親にあることがわかります。春日家の前向きな雰囲気との対比が辛いね。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第2話

2人の練習は夕暮れまで続き、終わるころには周りの目を引くくらいに上達した様子。

 

 

またまた場面変わって本物のレッスン場。

一期生たちが現状についてお喋り。既に仕事が入っているみたいです。営業に行く子もいれば、特技を生かして人気を獲得し始める子も。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第2話

杏奈の「ゲーム好き」のように、キャッチーな特技がある子にまず仕事が来る、というのは現実にもありそう。先に合格した子たちもそれぞれ焦りや不安を抱えているわけですね。

☆可奈からのメッセージにあった「りっくん」は志保の弟。かなしほ最高。

 

 

 

劇場に集う戦士たち

そして迎えた当日。

☆会場は中野サンプラザがモデル。ミリオン1stライブが行われた場所。

オーディションの受付には事務員の小鳥さん・美咲ちゃんだけでなく、既に合格したアイドルたちの姿も。仕方ないんや、765プロもまだまだ経営大変なんや。

 

よく見ると、受付をやっていた子たちは確かに任されてもおかしくないメンツ。

このみさんは最年長で社会人経験がある。桃子は元子役でこちらもキャリア十分。琴葉は真面目でしっかりしてるし、海美は元気がいい。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第2話

高坂海美(CV.上田麗奈):バレエ経験者でフィジカル抜群の元気っ子。16歳の高校生。ピンク色の焼きそばを作る。

周防桃子(CV.渡部恵子):元子役でプロ意識が高い11歳。CMを見れば分かるけど背景が複雑。心を開いてくるとツンデレに進化する。

田中琴葉(CV.種田梨沙):18歳の高校生。しっかりもの委員長でお芝居が好き。Pへの愛が重くなってくると本領発揮。

馬場このみ(CV.髙橋ミナミ):24歳の765最年長アイドル。社会人経験あり。見た目が子ども過ぎること以外は頼れるお姉さん。免許証を常に携帯している。

いや、オチ要因みたいに扱っちゃいましたけど、海美も礼儀正しくて誰とでもコミュニケーションとれるからこの場に向いてますよね。

 

さてまずは面接、でしたが静香的には手ごたえなかったようで。喋れなかったというよりは空回りしたんだろうなってありありと目に浮かびます。

このあたりの静香の表情凄いですよね。落ち込んだところ以外でも常にこわばった風になってて。3Dでもここまで繊細にできるんだなって、劇場で見たとき感心しました。

 

ここに、実技試験の穴を埋める役として翼が登場。

デート云々でPに不信感を抱いてた静香と、ぽや~っとしてた未来で性格出てて好き。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第2話

飛び入りにも関わらず課題曲を完璧にやってのけ、それを見た静香はさらに曇る。

翼のダンスは合格組の中でも既に上位だからこのレベルじゃないと受からないわけじゃないんだけど、そんなことわからないし焦るよね。

 

オーディションは進み、観客席には続々とアイドルたちが集う。

「まだ終わらないのかな」とこぼす桃子と、「よかった、まだ終わってないみたい」と安心した美奈子の対比が印象的でした。

まあここまでに合格者はいないので、本当に退屈だったのかもしれない。

 

 

 

目覚めるアイドルたち

そしてついに未来と静香の番。課題曲は”Rat A Tat!!!”。

このパートは本当にキャストさんたちの演技が圧巻でしたね。下手にみせる演技。ブレスが思いっきり入ってたり声が上ずってたり。ダンスもバラバラで技術さんの凄さも感じます。始まる前の雰囲気含め、緊張感の表現が素晴らしかったです。

そんな中で静香が入りをミスし、転げ落ちるように乱れていく。このあたり、先行で最初に観たときはこっちまでしんどくなりました。2回目は一連の流れが好きすぎてこの辺でもニヤニヤしながら観てましたが。

もうダメかも...と絶望する静香の頭に最初に浮かんだのは父とのやりとり。

 

続いて、未来の言葉。

「私がもう、静香ちゃんのファンなんだもん。」

1人目のファンが出来たときが、アイドルとしての1歩目。「アイドルになれないかも」じゃない、静香は既に踏み出していたんですね。

それを自覚するのとほぼ同時に、未来と翼が背中を押し、物理的にも前へと踏み出す。始まる逆襲のソロパート。

自分じゃ気づかなかったんですけど、この前に未来と翼がアイコンタクトしてるんですね。細かいなぁ。

 

息を荒げながらも次第に力強さを増していく静香の歌。いや~最高でした。ここは余計な言葉なんて野暮ですわ。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第2話

この演出って静香(田所あずささん)のパフォーマンスに全幅の信頼を置かないとできないんですよね。歌で魅せることができる高い実力と、そこまでの信頼に至る10年の重みを感じましたね。

 

そして!ここで終わりじゃないんですね。

アイドルアニメといえばそう!固有結界です。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第2話

 

心象風景の具現化はアイドルの必須スキルだからね。

プロデューサーだけに見えたビジョンかと思ったらアイドルのみんなにも見えてるみたいでちょっと笑っちゃいました。「私たち...!?」ってどういうこっちゃ!

あと他の方も言っていたんですが、この時点で未参加の歌織や紬がいるのジワジワくる。

 

39人によるパフォーマンスという幻覚を見たPは未来と静香に合格のサイン。そして同時に、アイドルたちが目指すべきビジョンを思いついたのでした。

 

 

2話の感想はこの辺で。やっぱり触れたいことに全部触れるとヤバい量になる。もう少し絞るか...

 

 

それにしても、

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第2話

先輩組の風格が凄かったですね。完全に主人公チームを偵察して「今年はおもしれーのがいるな」とか言ってる強豪校じゃん。

2話が好きだった人はぜひアニマスの21話も見て欲しい。

【ミリアニ解説➀】春日未来について

 

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

 

感想記事とは別に、各回で目立った活躍をしていたアイドルについて、アニメの描写と各種媒体で公開済みの情報を絡めて(私の知る範囲で)解説していく記事になります。そういう事前情報ナシで楽しみたいよ!という人は見ない方がよろしい。

※筆者は先行上映にてミリアニ12話まで視聴済です。先の展開をほのめかす・展開を知っている前提の考察等は本記事で行わないつもりですが、それでも気になる人はブラウザバック。

 

 

 

 

《各種用語》

ミリシタ→アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ”のこと。ミリオン2代目にして現在唯一稼働中のソシャゲ。【2017年~】

グリマス→GREE版”アイドルマスターミリオンライブ!のこと。ミリオン最初のゲーム。基本設定はミリシタに受け継がれているが今と異なるものもある。【2013年~2018年】

 

ゲッサンミリオン→漫画”アイドルマスターミリオンライブ!”のこと。ミリオン最初のコミカライズ。グリマス設定準拠。未来・静香・翼を中心とした作品。

BC/ミリオンBC→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover”のこと。アイマス界最長のコミカライズ。ミリシタ設定準拠。可奈・志保を中心とした作品。

BNS→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Brand New Songのこと。ミリシタ設定準拠。百合子・桃子・このみを中心とした作品。

 

アニマスTHE iDOLM@STERのアニメ。765プロのアイドル13人(通称765AS:オールスターズ)が登場する。ゲーム"アイドルマスター2"準拠。始めてプロデューサーの顔をハッキリ設定した作品でもある。

劇場版→アニマスの映画。765ASに加え、ミリオンライブから登場したアイドルが7人登場する。ミリアニは概ねこの作品の後の時系列と考えてよいが、一部設定が異なるパラレルワールド

 

春日未来について解説

ミリシタ知らない人向けに各回で目立った子を補足説明するシリーズ。

第1話は春日未来さん。

 

春日未来(CV:山崎はるか

中学2年生(14歳)

T156-W42  78/54/77

趣味:可愛い髪留めを集めること 特技:歌うこと 好きなもの:ライブ

アニメで主人公として扱われているのと同じように、ゲームにおいても主人公...即ちセンターポジションを務めています。強いリーダーシップを発揮するタイプというよりは、行動力と周囲を巻き込む力で集団の先頭を走るタイプ。

プロフィールを見ると分かりますが中学生。未来・静香・翼をはじめ中学生以下がかなり多いので、ミリオンは全体的に前向きで夢や希望に溢れた作品となっています。

趣味:可愛い髪留めを集めること はアニメのワンシーンとして回収されましたね。

 

 

アニメでは765ASのライブを見て初めてアイドルになりたいと思った未来。

ミリシタやゲッサンにおいても、当初のアイドルへの想いは「なんとなく憧れる」くらいのものだったりします。

ミリシタではPが募集ポスターを貼っているところに出くわし、合格第一号となった。
出典:アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ

ゲッサンでは静香が既にデビュー済。劇場で静香と春香に出会い、アイドルを志す。
出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1巻(門司雪)

ただ、アイドルという夢に出会った衝撃そのままに駆け出すからこそ、周囲を巻き込んでいくほどの勢いを生むんじゃないかなと思います。

 

 

第1話ではまずソフト部の助っ人として登場し、その後の描写含め運動能力の高さやバイタリティーがピックアップされました。

ミリシタでは特別運動のできるキャラとしては扱われていません。年齢として下の方であったり、近い世代にも海美や翼などずば抜けた身体能力を持つ子がいることが理由でしょうか。言われてみるとレッスン等において体力面で後れをとる描写は少ないですね。

 

 

性格は真っすぐで、元気っ子・アホの子として扱われること多め。ですが、第1話で静香が秘める想いに気づいたように、ちゃんと気づくところは気づくし周りに気も使えます。そこに人懐っこさが合わさってコミュ力最強に見える。

 

 

アニメ私服はミリシタ最初のSSR由来。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ

アニメとは全然関係ないけどセカンドヘア+セカンド私服の未来がバグレベルに可愛いので載せておきますね。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ

 

 

第1話ラストは未来が課題曲の再生ボタンを押してOPが流れるという演出。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

実はここ、未来がボタンを押すのを我慢できない習性が描かれているものと思われます。何気ない演出に小ネタを仕込んでくる制作陣、あなどれません。

 

 

とりあえずこんな感じ。

ミリシタでの成長を描いたコミュも紹介したいけど、まずはアニメの物語を楽しんで欲しいから伏せておきましょう。

 

 

未来のオススメ曲

未来についてもっと知りたい人!まずはミリシタを入れましょう。

と言いたいところですが、いきなりゲームは入れねえだろうよいという人もいるでしょうからここでは楽曲をいくつか紹介します。

 

【未来飛行】

youtu.be

未来ソロ2曲目。明るいけど泣き曲。

悩みや期待への重圧もあるけど諦めない・折れないという決意をAメロで歌い、仲間のことをBメロで想って、サビで大きく羽ばたく。

MVにはないけど、Cメロの「履き慣らしたダンスシューズに みんなの祈り込めて」のところが好き。

 

【Episode. Tiara】

youtu.be

未来・可奈・琴葉のいわゆる主人公属性3人による王道アイドルソング

...と見せかけて、カップリングの”ギブミーメタファー”とドラマの劇中劇を合わせると印象がガラッと変わる。ぜひCDを聞いて欲しい。

 

【シークレットジュエル~魅惑の金剛石~】

youtu.be

4つのスート×3チームにわかれたうちの1曲。いつもの未来とは違う怪しい魅力が光る。

主人公属性ながら年下として甘えたり小物キャラトリックスターもこなせたりと器用なんですよね。

 

ストロベリーポップムーンも紹介したいところだけど...あれは少なくともアニメを見終えてからの方が良いはず!

【ミリアニ第1話感想】夢を見つける者、夢に向き合う者

ミリアニ1話の感想です!いよいよ始まったァ!!

 

※筆者は先行上映にてミリアニ12話まで視聴済です。先の展開をほのめかす・展開を知っている前提の考察等は本記事で行わないつもりですが、それでも気になる人はブラウザバック。

アニメ先行上映を除く、ミリシタや各種コミカライズで既に公開されている情報を絡めた解説については随所に入れていくつもりです。そういう事前情報ナシで楽しみたいよ!という人もブラウザバック推奨。一応、本文中では色を変えて感想とは区別できるようにします。

 

 

 

 

《各種用語》

ミリシタ→アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ”のこと。ミリオン2代目にして現在唯一稼働中のソシャゲ。【2017年~】

グリマス→GREE版”アイドルマスターミリオンライブ!のこと。ミリオン最初のゲーム。基本設定はミリシタに受け継がれているが今と異なるものもある。【2013年~2018年】

 

ゲッサンミリオン→漫画”アイドルマスターミリオンライブ!”のこと。ミリオン最初のコミカライズ。グリマス設定準拠。未来・静香・翼を中心とした作品。

BC/ミリオンBC→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover”のこと。アイマス界最長のコミカライズ。ミリシタ設定準拠。可奈・志保を中心とした作品。

BNS→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Brand New Songのこと。ミリシタ設定準拠。百合子・桃子・このみを中心とした作品。

 

アニマスTHE iDOLM@STERのアニメ。765プロのアイドル13人(通称765AS:オールスターズ)が登場する。ゲーム"アイドルマスター2"準拠。始めてプロデューサーの顔をハッキリ設定した作品でもある。

劇場版→アニマスの映画。765ASに加え、ミリオンライブから登場したアイドルが7人登場する。ミリアニは概ねこの作品の後の時系列と考えてよいが、一部設定が異なるパラレルワールド

 

 

ミリアニスタート!春日未来登場!

物語は未来がソフトボールをしているところから始まります。やきう回があるアニメは名作。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

☆春日未来

14歳の中学2年生で、ミリオンライブにおけるセンター的存在。いわゆる信号機の赤。

 

未来が打った打球はホームラン...にはなりませんでしたが、犠牲フライに。最終的にチーム唯一の打点となりました。ひと伸び足りないところが今の未来を表しているのかも。

 

未来はソフト部ではなく助っ人であることがここで明かされます。そして、助っ人を掛け持ちしていることも。バイタリティーありますね。

☆未来が部活などを掛け持ちしていた設定はミリシタやゲッサンミリオンでも確認できる。

同級生とのやりとりから子どもと遊ぶシーンを挟んで最後はおじいちゃんおばあちゃん。未来が老若男女問わず愛される子であることが分かります。

 

色々なことに取り組み、日々を忙しく楽しく過ごしている未来ですが、ソフト部の子の話を聞いて「自分が真剣に追いかけたいもの」ってなんなんだろうと考えるようになると。

実はこの時点だと未来とアイドルを繋ぐものってほぼ無いんですね。この後出てくる静香やASのセンター春香とは対照的です。

 

ところで...話は逸れるんですが3Dモデルの出来めちゃくちゃ良くないですか!?3Dゆえの違和感がほぼ無い。モーションも柔らかいし。

個人的に凄いと思うのはアップになった時の可愛さ。もしかすると手書きの修正を入れているのかもしれませんが凄くかわいい。

 

 

ライブ会場へ

☆Aパート~実家のような安心感のBGMを添えて~

 

話を戻して。

そんな未来とアイドルを繋いだのは助っ人に行った先で貰った1枚のチケット。

会場に向かうとプロデューサーにぶつかって、隣の席は同い年の女の子。偶然が話を動かしていく様子はニチアサらしいつくりだなと思ったり。

ここでの最上静香との出会いが未来をさらなるアイドルの道へ誘(いざな)っていく。そしてそれは静香も同じなのです。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

 

☆最上静香

同じく14歳の中学2年生。信号機における青で歌姫的ポジション。うどん狂い。

隣の静香にグイグイ行く未来。勝手な妄想だけど最初は年上だと思って話しかけてたんじゃないかな。身長高いし大人びているので。そこに同い年と分かって余計に喜んだように見えました。

静香の佇まいから感じられる真面目さ。一方で席を間違えて恥ずかしがったり未来の押しにタジタジだったりする不器用さ。なによりアイドルへの想いから感じられる情熱。短い時間で彼女の性格が伝わってくるシーンだったかなと。

 

場面変わって、プロデューサーの元には翼が到着。

☆伊吹翼

同じく14歳の中学2年生。高いポテンシャルを秘めるエース的存在。トレードマークであるTropicalシャツはアニメ化に伴い存在を抹消された。

翼は1話だとそこまで掘り下げられていませんが、スカウトされてアイドルの世界にやってきているあたり、未来や静香とは異なる背景や才能を持っていることは見えてくるんじゃないでしょうか。

動いてるところ見てスタイル良すぎるだろ!って思った。腰から足にかけてこだわりを感じる。

 

またまた場面変わって舞台裏。ASの13人に加えて美奈子、志保、可奈、奈緒の4人がバックダンサーとして入っているようですね。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

☆右から佐竹美奈子北沢志保矢吹可奈横山奈緒”劇場版 アイドルマスター 輝きの向こう側へ【2014年】”にてシアター組からゲスト出演した子たち。劇場版では見習いスクール生であり、一部の設定が踏襲されているものと思われる。

 

そしてアニマス視聴者には安心感のある春香の掛け声。

シルエットで焦らしたところに...

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

パーンと、新規3Dモデルを引っ提げて登場!

☆765AS(オールスターズ)

いわゆる本家”アイドルマスターに登場する13人のアイドル。ミリオンライブにおいては未来たちシアター組の先輩ポジションでもある。ミリアニ視聴にあたってはこの13人が先輩ってことだけ覚えておけばとりあえずOK。

 

これにはビックリしました。ここまでしっかり先輩組のライブシーン入れてくるとは。ちゃんと52人でミリオンライブなんだなぁ。

披露された楽曲は”TOP!!!!!!!!!!!!!”。ゲーム”アイドルマスター ステラステージ”の主題歌。演出もダンスモーションも良くて、未来が魅了されたことに十分な説得力を持たせてくれたと思います。先行で見たときはこの辺でもう不安感消えてた。

 

765ASの中にちゃんと律子が入ってライブに出ているというのが嬉しいね。

アニマスが放送された頃、秋月律子はアイドルを引退しPをやっているという設定で各種メディアが展開されていた。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

 

そして、

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

届くんです、ここで。未来の夢が動き出した瞬間です。

実はミリオンライブって代表曲の各所に”届ける””届けたい”という歌詞が散りばめられているんですね。それを踏まえるとより良いシーンです。

 

 

ライブ後、公園にて

未知の衝撃を味わった未来と、想像以上の感動を得た静香。

興奮冷めやらぬ中向かった公園で、未来と静香は”TOP”を歌います。静香はこの時点でめちゃくちゃ歌が上手い...んですが、あえてぎこちない演技になっていますね(本来の静香はもっと凄いので)。そういうところも含めてキャストの技量に感服。

 

そして未来が入ってきて「WE CAN DO IT NOW」と歌うと、静香は「I でしょ」と訂正。

”TOP”は頭サビが”I CAN”で、1番サビが”WE CAN”。静香は頭サビを歌っていたのでそこを訂正した何気ないやりとりではあるのですが、両者が口にしたI と WEの違いに両者のアイドル観が表れているような気がします。

 

ここでついに、アイドルという夢が未来のなかで形になるんですね。そして静香にも一緒にどうかと誘うのです。それはライブで見たアイドルたちと同じくらい、歌う静香が魅力的だったから。

しかし静香は「そんな簡単になれるものじゃない」と返しました。それは静香がアイドルに憧れてずっと努力してきたから。でも、長く夢見てきたからこそ、幼少期のような純粋さを見失っていた部分もあったんですね。

そんな静香の原初の想いに火をつけたのが、まさに今日夢を見つけた未来だというのが美しいじゃないですか。

ここの未来の言葉が押しつけがましくないのは、未来が本当に静香を凄いと思っているからなんですよね。未来は静香に憧れて、静香は未来に背中を押される。これが2人の関係性。「WE CAN DO IT NOW」を、静香はもう訂正しない。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1巻(門司雪)

☆余談ですがジャングルジムはゲッサンのオマージュ。

 

 

そうそう、プロデューサーの話をしておかないと。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

アニメでは新キャラとしてシアター組を担当するプロデューサーが登場。新人に30人以上!?と思うかもしれませんがミリシタPはひとりで52人見てるからなぁ。

社長はそのまま高木社長アニマスのプロデューサーはチーフに昇格していますね。

☆社長

アイドルプロダクション765プロ社長。新人に30名以上のアイドルを任せるヤバい人。業界のコネは多そう。慣習的に口から上が隠されているが、コミカライズ作品”朝焼けは黄金色”などでは公開されている。

☆チーフプロデューサー

アニマスにおけるP。ミリアニでも引き続き765ASの担当をしている様子。

ミリオンのPは多くの世界線でASを育てた熟練Pとして描かれることが多いので、初々しさのあるPは新鮮です。彼の成長にも注目したい。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

☆企画書”Live Theater Project”は頭文字をとるとLTP。これはミリオン最初のCDシリーズ”LIVE THE@TER PERFORMANCE”がLTPと呼ばれることに由来していると思われる。

 

 

家に帰り、オーディションの準備を始める未来。

課題曲は…これだー!ボタンポチー

☆未来はボタンを見ると押さずにはいられないという習性がある。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

課題曲はアニメ主題歌”Rat A Tat!!”。未来の再生からOPが始まるの良い演出だ!先行上映の時はそのまま2話だったんですよね。

OP映像もめちゃくちゃ良いんですが既にとんでもない長さになっているのでまた別の機会に。

 

 

まとめ

1話時点で未来は「行動力はあるけど具体的な夢は見つかっていない」子で、一方の静香は「強い夢があるけどそのための一歩が踏み出せない」子。

そんな2人が出会うことで動き出す物語。ガールミーツガール。新たに紡がれるミリオンライブの導入として素晴らしい1話でした。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第1話

この2人に翼が加わることでどのような化学反応が起きるのか...続きが楽しみですね。まあ知ってるんだけど!!!

 

 

 

真面目な1話だと思ったら次回予告でうどんネタがぶっこまれてて笑った。

静香、うどんのことになるとアイドルと同じくらいのテンションでヒートアップするので恐ろしい子なんですよ...