えのメモ

プリキュアとミリオンライブについて日々考えている者です。

【ミリアニ第6話感想】それぞれの強みと悩み

 


ミリアニ第6話感想です。

 

※筆者は先行上映にてミリアニ12話まで視聴済です。先の展開をほのめかす・展開を知っている前提の考察等は本記事で行わないつもりですが、それでも気になる人はブラウザバック。

アニメ先行上映を除く、ミリシタや各種コミカライズで既に公開されている情報を絡めた解説については随所に入れていくつもりです。そういう事前情報ナシで楽しみたいよ!という人もブラウザバック推奨。一応、本文中では色を変えて感想とは区別できるようにします。

 

 

 

 

《各種用語》

ミリシタ→アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ”のこと。ミリオン2代目にして現在唯一稼働中のソシャゲ。【2017年~】

グリマス→GREE版”アイドルマスターミリオンライブ!のこと。ミリオン最初のゲーム。基本設定はミリシタに受け継がれているが今と異なるものもある。【2013年~2018年】

 

ゲッサンミリオン→漫画”アイドルマスターミリオンライブ!”のこと。ミリオン最初のコミカライズ。グリマス設定準拠。未来・静香・翼を中心とした作品。

BC/ミリオンBC→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover”のこと。アイマス界最長のコミカライズ。ミリシタ設定準拠。可奈・志保を中心とした作品。

BNS→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Brand New Songのこと。ミリシタ設定準拠。百合子・桃子・このみを中心とした作品。

 

アニマスTHE iDOLM@STERのアニメ。765プロのアイドル13人(通称765AS:オールスターズ)が登場する。ゲーム"アイドルマスター2"準拠。始めてプロデューサーの顔をハッキリ設定した作品でもある。

劇場版→アニマスの映画。765ASに加え、ミリオンライブから登場したアイドルが7人登場する。ミリアニは概ねこの作品の後の時系列と考えてよいが、一部設定が異なるパラレルワールド

 

 

 

静香が抱える悩み

6話、正確には5話の引きから登場した静香のお父さん(以下静香父)。

「中学の間だけですが、よろしくお願いします」は、小さな一歩だけどアイドルへの道を歩みだしていた静香に、改めて釘を刺す言葉です。まあ、静香父は原っぱライブを”あんなこと”と思ったわけですからね。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

と、言うわけでミリアニでも静香の抱える「アイドルは中学の間だけ」という背景が明らかになったわけですね。2話でのオーディションや、4話で原っぱライブの話が持ち上がった時に見せていた焦りはこのことが原因だったと。

ここ、はじめは未来が静香のことを上手く励ませないんです。そのあとPの言葉を聞いて顔が明るくなり、静香にも改めて頑張ろうということができた。根拠のない励ましはしない子なんですよね、未来。4話のやり取りを経てPへの信頼が築かれたことが感じられるのも良かったな~。

 

 

 

追加戦士たちの強み

6話では新たなアイドルが登場。5話で社長と話していた2人ですね。

 

まずは白石紬。凛とした佇まいに、長い銀髪が特徴の和風少女。

紬の魅力は何といっても一目でわかる美少女っぷり。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

...のはずですが、既に面白い部分も見え隠れしていますね。「もしかしてあなたは」は勘違いや早とちりのイントロです。

Pとのやりとりでむすっとしたのを未来たちにあやされてるけど、この子17歳で周りは中学生なんだよな。

☆白石紬(CV. 南早紀):金沢出身の17歳。凛とした佇まいに真面目な性格だが早とちりや勘違いが多い。ミリシタではスカウトされたのにオーディションの練習をしていた。甘味が好き。

 

お次は桜守歌織グリーグ/『ペール・ギュント』第1組曲より「朝」の歌声を響かせながらの登場。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

桜守歌織(CV. 香里有佐):音楽教室の先生をやっていた23歳の頼れるお姉さん。父親は自衛隊の高官で、次回予告の赤い点(レーザーポインター)はここから。朝に弱い。

この場面、”めっちゃ歌が上手い”ことを表現しなきゃいけない声優(香里さん)が大変過ぎるし、そのハードルを超えていくのも凄い。

 

紬と歌織さんはそのまま未来たちとレッスンへ。早くもその強さを感じさせた追加戦士組でしたが、ダンスレッスンに関しては未来たちに一日の長がありましたね。3人の成長が感じられて良い。

ただ、それで安心しないのが静香でした。良くも悪くもそういう性格。デビューの話もあって、冒頭で落ち着いたはずの気持ちがまた逸る。

 

静香は自主練で残ることになり、残る4人は帰路へ着いたのですが、そこで紬から衝撃の一言が。

「皆さん、寮はどちらなのですか?」

 

TO BE CONTINUED...(ドン!)

 

 

みらつむ・つばかお・しずしほ

紬のポンコツ発動...と言いたいところだけど、この件に関してはPの確認不足が大きいですよね。家は大丈夫だと言われたとして、住所は聞かないと。

結果的に紬は未来の家へ。翼は歌織と帰り途中にカフェへ、自主練後の静香の元には志保が来て、ここからは2人×3組で話が進んでいきます。やっぱりミリオンライブと言えばみらつむ・つばかお・しずしほ!

 

実際のところ、鉄板のしずしほに対して未来と紬、翼と歌織の絡みは珍しいですね。

 

みらつむルートは、紬が新しい生活への不安を吐露するという話でした。未来の家族にお世話になって、優しさを感じつつも寂しさを覚えるという展開。紬の家なし事件までは完全にギャグなのに、そこからの繋ぎが上手い。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

紬に対して美人だからスカウトされて当然と褒めつつ、我が子可愛いもやってくれる未来のお母さん。両親ともアイドル活動を肯定していて、静香との対比でもある。

 

 

つばかおルートはカフェの落ち着いた雰囲気もあってか、双方が悩みを聞き合う構図でしたね。翼は静香の本気に触れ、自分はこのままでいいのかという気持ちが少しずつ芽生え始めている。歌織さんは他の子たちより年上で、新しい世界に飛び込むことに不安もあった。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

歌織さんが”新しい自分に出会いたい”からアイドルになった話は、”静香のように強い憧れがないとダメなのか”と考えていた翼にとっていい指針になったでしょう。アイドルになる理由は人それぞれ。それは次の2人のやり取りにも繋がりますね。

 

 

自主練を終えて着替え終わった静香の元にやってきた、同じく練習直後の志保。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

静香が先に終えたのは、先に練習を始めていたのもあるでしょうけど、真っすぐ頑張る志保たちを見て辛くなったのかもしれないですね。

静香もまた、志保に心の内を話していきます。真っすぐ自分と向き合えている志保たちは眩しい、自分は色々なノイズがあってそれが出来ない、と。

☆「お父さんに認めてもらわなくちゃ」で志保がピクッとするのは、彼女の父親が蒸発しているから。そのことで苦心してきた志保にとって静香の主張は甘えだと感じるかもしれない。

確かに静香の状況は恵まれているとは言えない。だけど静香以外の子たちがみんな悩みなくアイドルをできているとは限らないんですよね。真っすぐ向き合っているように見えた志保は、本当は色々なものを背負っている。

 

そんな志保にとって静香の言葉は言い訳に聞こえて...いえ、恐らく静香自身も薄々気づいているんでしょう、だから口に出した。志保もそれがわかったから発破をかけたわけですね。

志保に煽られて真っ赤になった静香。しばらくは目の前に集中していけるでしょうか。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

ドヤ顔かわいい。

しずしほ、静香と志保の関係についてはもう少し別の記事で語りたいと思います。

 

 

Team1st、その人選

紬と歌織。この2人が原っぱライブで未来の手を取るシーンがありました。765ASのライブを見てオーディションを受け、一番最後に合格した未来が、新たな仲間にバトンを繋いでいたわけですね。

この”繋ぐ”という言葉はミリシタにも楽曲の歌詞にも頻繁に登場するミリオンライブのキーワード。そして、原っぱライブで生まれた想いは次の舞台にも繋がっていきます。

 

少し話を戻しまして。レッスンの終わり、Pがついにプロジェクトが始動することを伝えに来ました。その名も”ライブシアタープロジェクト(Live Theater Project)”。

☆ミリオンライブ最初のCDシリーズ"LIVE THE@TER PERFORMANCE”、通称LTPに頭文字を合わせていると思われる。

39人のミリオンスターズは数人からなるユニットに分かれて順次デビューイベントを行っていくとのこと。その先陣を切るTeam1stのメンバーは志保杏奈朋花、そしてリーダーの美奈子

 

この人選、一期生3人+既にファンがいる朋花となっていて最初のユニットとしては妥当です。ただし、あくまで一期生というのはミリアニにおける括り。第4の壁を越えた我々から見てどういう共通項があるのか考えてみました。

 

私なりの答えは「プロ意識」そして「サービス精神」です。

志保はアイドルという"仕事"に対するプロ意識が高い。

杏奈のスイッチオンも、自らの鼓舞だけでなく会場を会場を盛り上げる気持ちの表れ。

朋花はアイドルになる前からファンへのために何が出来るかを考えていたサービス精神の塊。

美奈子の他者への気遣いは言わずもがなです。

職業としてアイドルを見たとき、大事ことのひとつは”魅せる”こと。この4人はそれぞれ”魅せる”ことに強みを持つ子たち、ということなんじゃないでしょうか。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第6話

Team1stによって披露されたのは”Star Impression”。ミリアニ発の完全新曲!

静かに燃えるようなメロディーとバチバチのダンスが滅茶苦茶カッコいい。

静香を焚きつけた志保がここでちゃんと結果で示すのも良いよね。

 

最高のステージで、滑り出しは大成功。

でもこれはあくまで1stの色。それぞれ違う想いを抱えたアイドルたちが、異なる色を魅せてくれるでしょう。

 

 

と、いうわけで次のアイドルたちが魅せてくれるのは…水着回です!