今週は時間通りに投稿できました。
”人間”ローラの生き方。
おしながき
浜辺のローラは何を想う
スクーバを楽しむ5人。
あ、5人と言うのはまなつ、さんご、みのり、あすか、そしてまなつのお父さんです。
ローラは浜辺で一人、体育座り。
人間の姿では泳げないローラ。スクーバ体験には資格のある大人が必要でしょうし、そうなると人魚の姿になれないローラにとっては都合が悪いわけですね。
「あとで一緒に泳ごうね」とフォローするまなつはいつも通りローラの扱いが上手い気が利いていて優しいんですが、ローラは「人間の姿じゃどうせ上手く泳げないし」と膨れ顔。本編を見ている皆さんはお分かりかと思いますが、この時点でローラの願いの一端が見えているんですよね。
たぶんまなつは(他の人がいないところで人魚の姿になって)一緒に泳ごうという意図だったと思うんです。でも、ローラの願いはちょっと違うところにあって。今回はそういうお話。
お母さんの話、島の人たちの話
島でのレジャーを一通り楽しんだあとは、夜から始まるお祭りの準備へ。
浴衣に着替えて、まなつのお母さんの話を聞きます。
お父さんとの甘酸っぱい出会いの話…かと思いきや、タコとの出会いの話でした。いやまあお父さんとも出会ってるんだけど。
まなつのお母さん、浴衣のままタコに頬ずりとはなかなかにワイルド。それはさておき、願いごとを書く石の話を聞いて、なにかを思ったローラの表情が印象的でした。
続いて島民の方々とのお話。
「願いは自分で叶える」と言ったまなつ、実に彼女らしいと思いましたが、どうやらこの風習自体がそういうコンセプトみたいですね。まなつのバックボーンがこの島にあることがよくわかります。
それを聞いたローラの願いは… 恥ずかしさから、さっさと海に投げ込まれてしまいました。
しかし、その石を媒介としたゼッタイヤラネーダが出現。ローラの(敵の背中にある自分の願いを見せないようにする)戦いが開幕。
守りたいものがあると人は強くなれる(?)ため、ローラはゼッタイヤラネーダを圧倒。登場2週でこのザマじゃあまたすぐに新しいのが出てきそうですね…そいつはまた5人必殺技の犠牲者になりますけど。
ローラの小さな願い
結局のところ、願いはみんなに見られちゃってました。
恥ずかしさでタコよりも赤くなっていたローラ。本編に出てきたタコは赤くなかったけど
でも、みんなに見られたおかげで「バタ足で泳げるようになる」という彼女の願いは早くに叶うこととなりました。
多分ローラは最初、「泳げるようになりたい」と書くつもりだったんじゃないでしょうか。あるいは自由に泳げるように、とか。島民の話を聞いて「バタ足で」を入れたんじゃないかなと思うんです。妄想に過ぎないですけど。
バタ足で必死に進むローラの姿は、優雅に泳ぐ人魚とは正反対。でも、これが自分の歩く道なんだと。
人間としてのローラはまだ一歩を踏み出したばかり。小さなことからひとつずつ。彼女のバタ足には、”人間”としてのローラの生きざまが現れているのかもしれません。