トロピカル~ジュ!プリキュア14話感想です。
1人の時間と、みんなとの時間。どっちも大切ですよね。
おしながき
保育士さん体験
桜川先生がトロピカる部に持ってきた「保育士さん体験」。
こういうのって授業の一環でやるものだと思ってましたけど、部活なんですね。有志のボランティアを持ってきたってことかな。
まなつとさんごは大変乗り気。
そして、ローラもテンションが高い。初期のローラなら傍観に回っていそうなところ。前回の放送委員の活動もそうですし、彼女の変化が感じられます。
みのりとあすかは不安そう。この先輩たち、ちょっとポンコツだな?
保育士体験の様子。
さんご、みのり、あすかは年上として園児と接する。
一方のまなつは全力で遊ぶスタンスですね。
さんごのことを「優しい」と言うまなつに対して、さんごが「本気で遊んでくれた方が嬉しい子もいるよ」と返したのがよいやりとりでした。子どもって意外と手加減に敏感だったりしますからね。
さて、スポットは1人で本を読んでいたわたる君へ。
さんごが「1人で大丈夫?」と尋ねると、
「誰かと遊ぶよりも本を読んでいる方が好き」「将来は昆虫学者になりたい」と返すわたる君。
そんな彼を「見どころがある」とローラは評価ししました。
ひとり遊びを否定しないのが近年のプリキュアらしいところだなぁって思います。
地上のことをよく知らないローラが無意識のうちにわたる君の知識を引き出していて良かったですね。こういうタイプの子は自分の知っていることを話すのが好きですから。
わたる君をローラに任せたさんごが次に見つけたのはるりちゃん。
るりちゃんも虫と、それからわたる君に興味があるみたいですね。
まなつがピカピカの泥だんごを持ってきてドタバタしていたときも、ずっとわたる君の方を見ていました。それにしても、いたよね~泥だんご作るの得意だった人。
ゼンゼンヤラネーダの出現後、アゲハチョウのサナギを心配していた2人は危険な場所に取り残されてしまいました。プリキュアたちは交戦中ということでここもローラの出番。
前回・前々回に続いて、ローラは戦わないぶん別の軸としてストーリーを構築するという役割になっています。
「プリキュアは負けないんだから!」とわたる君・るりちゃんを励まし、みんなでプリキュアの応援と相成りました。
頑張れの応援に対して、「オーライ!」というローラの口癖で返したキュアサマーが粋でしたね。今回はコーラルのバッテンシールドも大活躍。
ローラの変化と、それでも変わらない夢
ゼンゼンヤラネーダを倒し、体験も終わりの頃合いに。
「1人もいいけど…友達もいいね。」とローラに伝えるわたる君は、るりちゃんと手を繋いでいました。
1人”も”というのが重要ですよね。自分1人で楽しむ時間も大切ですし、誰かと好きなものを共有する時間も大切。どっちが良い、ではないということ。その比重だって人によって違うはずですしね。
もうひとつ重要なのは、「1人もいいけど友達も良い」はまさしくローラが地上に出て知ったことだということです。
冒頭に書いたように、初期のローラだったら「興味ないし」ととりあえずポットの中にいたんじゃないでしょうか。正体がバレたらいけないとか関係なくね。
まなつたちと過ごす中で、ローラは自分から積極的に外へ出て、色々なことを一緒に楽しもうとするようになった。これは間違いなくローラに起きた変化です。
だからこそ、「私がなるのは女王様だけど~!」と締める流れが美しいのです。
みんなといることが楽しくなった。だからといって、彼女の夢は変わらない。
まなつたちと過ごす時間と同じように、女王様を目指して1人研鑽を積む時間もローラにとって大切なことのはずですから。
さあ、彼女の羽化はいつでしょう?どんな蝶になるのかな。