【ヒープリ19話感想】「ラテの想い」と「起きて”しまった”奇跡」【ヒーリングっど♡プリキュア】
風と風邪でややこしい回でしたね(?)
おしながき
ラテの秘めたる想い
体調を崩し、ひなたのお兄さんに見てもらうラテ。
落ち込むのどかたち。
体調不良の原因自体は風邪だったものの、ラテにずっと負担をかけてしまっていた、という事実を認識し、重く受け止めているようです。
ラテを労わるため、ビョーゲンズが現れないことを祈るみんな。
のどかの両親も含め、総出でラテの看病をします。
その一方で、ラテ自身は別のことを考えていました。
それは、自分もみんなの力になりたいということ。
助けられてばかりではなく、自分も何かをしたい。それがラテの本音でした。
そんなラテを、「私たちこそ、ラテのおかげで助かってるんだよ」と優しく諭すのどか。このあたりは自身の入院経験からなにか感じるところがあるのでしょうね。病気のときに不安になってしまう心情とか。
のどかの優しさに包まれ、いったんは眠りにつくラテ。
それでも、夢に見るほどに、「役に立ちたい」という想いは強いのでした。
全てを吹き飛ばす風
さて、願いむなしく出現したメガビョーゲン。
ラテが体調を崩しているときはビョーゲンズの感知が出来ないというのは私も盲点でした。言われてみると納得ですね。
蝕みは既に山を覆うほど。強くなったメガビョーゲンに、プリキュアたちは蹂躙される。
絶体絶命のピンチ。
そこでラテが立ち上がります。
胸に抱いていた、自分もお手当てをしたいという想いから、勇気を出してメガビョーゲンへと立ち向かっていきます。
ただ、プリキュアでも敵わなかった相手。ラテ一人でどうにかなるワケもなく。
もはや余裕といった感じのバテテモーダに捕まり、弄ばれてしまいます。
テアティーヌ様が言っていた通り、プリキュアとともに地球をお手当てするためには強さが必要なんですよね。今のラテには、残念ながらそれがないんです。
もはやなす術なし。
しかしその瞬間、一陣の風が駆け抜ける。
突如現れた、伝説のプリキュアに似た謎の少女。
その圧倒的な強さによって、事態は急速に解決へと向かいます。
奇跡の風は、メガビョーゲンも、バテテモーダも、ラテの想いをも吹き飛ばしたのでした。
次回の展望
さて、戦いは突然現れた少女の手によって幕を閉じました。
ただ、このままではちょっとご都合が過ぎるなと思いませんか?
現れた少女は、恐らくはテアティーヌ様の願いによって呼び寄せられたのでしょうが、戦っていたプリキュアやラテとは何の関係もないんですよね。
突然強いプリキュアが現れて、強い敵を倒してしまった、という展開。なんだか面白くない。
また、少女が現れる前、ラテは独りでビョーゲンズに立ち向かおうとしました。敵いませんでしたが、「自分もお手当てをしたい」という想いは大切なもの。
しかし、少女の出現によってラテは再び守られる存在に戻ってしまいます。
少女は「ラテ様、あなたの望み、わたくしが叶えましょう。」と言いました。しかし、お手当てのためにラテが振り絞った勇気、本当の望みというものは無視されてしまっているんですよね。
一方で、ラテがどう頑張っても、メガビョーゲンに敵わなかったのも事実。そういう点において、ラテを守りメガビョーゲンを倒した少女の行動は間違っていません。テアティーヌ様がいうように、お手当て…戦いには力が必要なんです。ラテはそれを持っておらず、少女はそれを持っていたということ。
でも…だからといって、ラテはただ守られるだけの存在なのでしょうか?
圧倒的な力を持つ少女の登場はご都合主義的であり、振り絞られたラテの勇気はなかったことになりつつある。
きっと、あえてそう演出されていたのだと思います。次週の本当の変身に向けて。
ラテの「想い」と「戦うために必要な力」。足りないピースは、来週の展開が埋めてくれることでしょう。
次回のタイトルは「今、つながる願い…!わたしたち キュアアース」。
”わたしたち”という言葉に込められた意味に期待したいですね。
変身バンクめっちゃ楽しみ