【ヒーリングっど♡プリキュア4話感想】自発か外発か?「なりたい」の意味
ヒーリングっど♡プリキュア4話が放送されました。TVerの見逃し放送リンクはこちら。↓
「カワイイ!なりたい!キュアスパークル誕生」
https://tver.jp/corner/f0047075
今週の目標は長くなりすぎないこと。多分無理ですね。
さてさて、早速見ていきましょう。
おしながき
レッツゴー動物病院
のどかの家に来るちゆ。どうやらラテの様子がおかしいようです。
ちゆの提案で動物病院に行くことに。
「あれ?1話で病院はダメだって言ってなかった?」と思ったそこのあなた。確かにそう言っていましたが、ちょっと落ち着いてください。
あのときはラテの不調の原因がビョーゲンズによることが明確だったため、病院にいっても(解決にならないので)ダメということだったんですね。
今回は不調がビョーゲンズと関係なさそうなので、病院で見てもらおうというわけです。
「あれ?ラテって本質的には妖精だよね?動物病院でいいの?」と思ったそこのあなた。多分その感覚は正しいですが、世の中には追求しすぎない方がいいこともあります。
動物病院はクラスメイトである「平光ひなた」の家でもありました。
お医者さんはひなたのお父さん…ではなくお兄さん。間違えられてガーン。
「お仕事」がテーマの一つだったHUGプリなどではよく見たプロの現場。「お医者さん」がテーマのヒープリでは、本職のお医者さんが出てくるのは初めてですね。今後、他のお医者さんも出てきたりするのでしょうか。のどかの入院歴関連でひとつありそうですかね。
閑話休題。
ラテの治療も済み一安心… そこへ、出かけていたはずのひなたが戻ってきました。
連れているのはニャトラン。しかも「しゃべるネコ」ということで、秘密がバレる寸前ですね。さて、時間を遡ってひなたとニャトランの出会いを見ていきましょう。
落し物は出会いの始まり
パートナーを探すニャトラン。ラビリンとペギタンに先を越された…という焦りがあるかどうかはわかりませんが、手あたり次第に声をかけています。
が、反応はナシ。ネコというありふれた動物であることも反応が薄い要因かしら。
そんな中、騒がしい少女が目に映ります。
落し物は出会いの始まり。彼女の落としたリップを届けるために後を追うニャトラン。
しかし、届けた後のひなたの過剰なスキンシップに思わず声を出してしまうのでした。
ひなたは転んだニャトランを見て自分の身を顧みず飛び込んだり、友達との約束を忘れて家に帰ったりと、目の前のことに集中して他のことが気にならなくなるタイプ。
一方のニャトランも、ひなたがリップを落としたのを見て、思わず走り出しました。
なんだか似ている2人です。
しゃべるネコ
お兄さんに秘密を話してしまいそうなひなたの口を強引にふさぎ、外のカフェへ。
カフェの経営はお姉さん。姉と見せかけてこっちは母親…という天丼もあるかと思ったのですが、そうではないようです。ひなたは3きょうだいなのかな。
どうにもごまかせないので、「しゃべれるネコ」という設定をゴリ押すことに決めたニャトラン。まあしゃべれるネコは20年以上前からお茶の間で有名なので大丈夫でしょう。そういえばアニポケもいま日曜日放送らしいですよ。木曜日で認識が止まっている人は時代に取り残されてますよ。
動物病院に連れ帰ったのはひなたなりの考えがあったようです。見世物にされたり、迷子だったりを心配していたんですね。素直で優しい子です。動物への優しさは、実家が動物病院であることも関係しているのかも。
ニャトランの品定め
約束を思い出したひなたは慌てて待ち合わせ場所へ。
そこへやってくるビョーゲンズ。今回は3人目の幹部格、グアイワルの出動です。
前回までの描写で冷静な参謀タイプかと思っていたんですが、今週の感じだと結構直情的で肉体派に見えますね。まだわからないですけど。
のどかとちゆはプリキュアに変身。その様子をわざとらしくひなたに見せるニャトラン。
どうやら自分のパートナーとしてふさわしいか、見定めているようですね。今までのプリキュアにはなかった新しい感じ。
「さあ、ひなたはここからどう出るニャ…」
ひなたの反応は…
「カワイイ~!!」
それを見たニャトランは思わず笑いだしてしまいました。
ニャトランはひなたを気に入ったと言い、彼女をプリキュアに誘います。
「俺はお前と組みたい!」
はじめは手当たり次第にパートナーを探していたニャトラン。でも今は、自分が本当に組みたいと思える相手を見つけたのです。
ひなたもそれに応えます。
「うん、やるよ!ニャトラン!」
「やらなきゃ」、ではなく「やるよ」…そしてサブタイトルの「なりたい」に込められた意味。
ヒーリングっど♡プリキュアでは、プリキュアにしても妖精にしても、「自発的な変身の動機描写」がとても重視されていると感じます。状況に流されてやむなく変身するのではなく、彼女たちがプリキュアになりたいと強く思うこと。
これはプリキュアが自己犠牲のヒロインにならないためにとても大事なことなんです。「プリキュアだからみんなを守る」ことと「みんなを守りたいからプリキュアになる」ことは大きく違うのです。
ひなたは陰から光の方へ。2人が光の中に溶けあったとき、心の肉球は反応し、奇跡は起きるのです。
『スタート!』「プリキュアオペレーション!」
『溶け合う2つの光!』「キュアスパークル!」「ニャ!」
キュアスパークルを加えての3人バトル。
今週はバトル作画も良かったですね。動き・構図ともに素晴らしかったです。こればかりは文字だけでは伝えきれないので見るしかない。
連携で無事ビョーゲンズを浄化し、ラテも元気になって一件落着。
3人…いえ、3組のプリキュアが揃いました。これからこのチームがどのように成長していくのか楽しみですね。
おまけ
今週のツッコミどころ。
なんだかカワイイ、グアイワルさん。タイトルに偽りなし?
聴診器の付け方。カップルのイヤホンかな?