ヒーリングっど♡プリキュア2話が放送されました。
今回は新しい試みとして、第1話と第2話をYoutubeの公式チャンネルで期間限定配信しているようです。長期シリーズゆえに初めの話を見逃すとなかなか入っていきづらいので、1,2話をしばらくの間公開することはとても良い試みではないかと思います。(そのうち1話ごとの有料配信とかもやってくれないかな~と思ったり)
1,2話はこちら ↓
1話「手と手でキュン!二人でプリキュア♥キュアグレース」
2話「パートナー解消!?わたしじゃダメなの?」
さて本題。今回はプリキュア定番の「解散回」です。第一に、プリキュアというのは切羽詰まった状況から流れで変身・結成をしてしまうことが多いわけです。解散回はそのようにして結成されたプリキュアチームが「事態の重要性」や「プリキュアとして戦う意味」を改めて認識しつつも、「仲間とともに立ち向かっていく」覚悟を決めていくという大変重要な意味を持つ回であるわけです。
前シリーズの「スター☆トゥインクルプリキュア」でも、第3話にひかる(キュアスター)とララ(キュアミルキー)の解散回がありました。
今回の話がそれと違うのは、スタプリでの解散が「プリキュア同士」であったのに対して、ヒープリでは「プリキュアと妖精」のチーム解消になっているということです。このことから、ヒープリはプリキュアとパートナー妖精の関係性を非常に重視しているんだなと感じています。
1話のタイトル「2人で変身」からもそれがうかがえますよね。
というわけで、のどかとラビリンがどのようにして「真のチーム」となっていくのかを見ていきましょう。
おしながき
のどか、学校へ
前回の戦いから一段落。のどかはラビリンたちからヒーリングガーデンやビョーゲンズの話を聞きます。そして改めて地球を守ることを宣言。そんなのどかの姿に、ラビリンは「のどかと出会えてよかった」と喜ぶのでした。これは解散はなさそうですね。安心安心。
1夜明け、のどかがは引っ越してから初めての学校に。
制服はシンプルでオーソドックスなデザインですが中学生っぽくてかわいいですね。ヒープリはのどかたちプリキュアの髪色もおとなしかったりとリアル寄りのキャラデザになっている気がします。
家で飼えるようになったラテですが、学校へはお留守番。さすがにラテを学校に連れていくのは難しいですか。
一方、他のヒーリングアニマルたちはのどかのカバンに入って一緒に登校します。
のどかをすっかり気に入ったラビリンは、他の2人にもパートナーを見つけるように促します。そこでのどかが学校で聞いてみるのはどうかと提案しますが…妖精からストップ。ヒーリングガーデンは秘密の世界なので、その存在やプリキュアのことは秘密にしないといけないそうです。
教室に入ると昨日会った2人と再会。
ひなたは先生から「あの騒がしい奴」と言われており、普段からムードメーカーとしてクラスを盛り上げているのでしょう。信用されているゆえの発言って感じです。放課後になるとすぐに帰ってしまったので今回はここで出番終了。まだ私生活には謎が多いですね。
ちゆは部活へ。のどかも一緒に部活体験に行くことになりました。
お医者さんの資質を見せるちゆ
のどかは部活体験へ。
まずはちゆがその能力の高さを見せつけます。ちゆは陸上部でハイジャンプの選手。設定でも陸上部のエース。勉強も得意と、文武に長けた女の子のようです。完璧に見える彼女がプリキュアとしてどのように成長していくのか気になりますね。
さて、次はのどかのターン。キュアグレースになった時の動きから、のどかに絶大な信頼を寄せるラビリン。しかし…
ハイジャンプでは跳ぶ前に転んでしまったり、バーをつかんでしまったり。テニスではラケットにボールが当たらず、剣道では防具が重すぎて動けない。
運動能力がない、というよりもそもそもの運動経験がないといった様子ですね。自分の体の動かし方を知らないという感じ。しかし、そんなのどかの姿を見たラビリンは「なんでプリキュアやるなんて言ったラビ…?」「新しいパートナーを探すラビ!」とのどかをおいて飛び去って行ってしまいました。
ラビリンと入れ違いでちゆとバッタリ。すぐにのどかの部活体験の違和感に気づくのは流石ですね。運動をやっているからというのもあるのでしょうが、なんにしてもスペックの高さを感じます。次回の覚醒に向けて、お医者さんとしての資質は十分といったところでしょうか。気が早いですが。
本日はここのサクラの樹を挟んで語り合う演出がGoodでした。
のどかは、自分が長い間運動をしていなかった(できなかった)ことを話します。入院していたつらい過去。ただ、だからこそ今いろいろなことが出来るようになって嬉しいし、不得意でもいろんなことをやってみたいと思っているんですよね。
そして話を聞いたちゆは、「一番やりたいこと」をやってみてはどうかと提案します。なんでもやってみたい気持ちは大切ですが、どれもこれもやろうとするとキャパオーバーになってやりきれない可能性があるんですよね。のどかの能力や性格をしっかりと見極めた良いアドバイスですね。
好きだからこそ…
場面かわってラビリンとペギタンの会話。運動を苦手とするのどかに厳しいことを言って去ってしまったラビリンでしたが、それは決して失望からくるものではありませんでした。
プリキュアとしてビョーゲンズと戦うことはただでさえ危険が伴う。運動が得意でないのどかをそんな戦いに巻き込めない。
のどかが勇気を出してパートナーに名乗りを上げてくれたことは感謝をしていますが、だからこそそんなやさしい彼女を巻き込みたくないと思っていたのでした。
「心の肉球にキュンと来る」その本当の意味を知ったラビリン。大好きの気持ちがもたらすものは喜びだけではないのでした。
再結成!
学校に侵入した圧倒的不審者…ダルイゼンは、再びメガビョーゲンを召喚して周囲を蝕みます。
それを受けてラテも体調が悪くなります。それを放っておくわけにはいかないのどかは、ラビリン不在のまま現場に向かいます。
変身が出来ないながらも、自分に出来ることを探すのどか。ニャトランとの変身を試みたり、部活の道具を使ってビョーゲンズに立ち向かったり。しかし決死の応戦も通じず。徒労に終わってしまったように見えます。ダルイゼンも「バカでしょ。」と一蹴。
駆け付けたラビリンは、意味がないのはわかっているのにどうして、と問います。
のどかは答える。立ち向かうのは、病気の辛さを知っているから。そして、みんなに助けてもらった分、自分もみんなを助けたいから。
「私は運動得意じゃないけど…お手当てだけは!プリキュアだけは何があっても頑張るから!」
それが「一番やりたいこと」。ちゆの言葉を無意識に思い出しながら、ラビリンに想いを伝えたのでした。
ラビリンもまた、のどかの気持ちを考えないままにあれこれ決めてしまったことを謝ります。相手の気持ちを思うことはお医者さんとしてとても大切なこと。それを知ったラビリンもまた1つ成長したと言えるでしょう。
まだまだ未熟な2人。でも2人なら、足りない部分を補い合って、助け合って成長していける。それに気づいたのどかとラビリンは、再びパートナーとしてプリキュアに変身するのでした。
2人はビョーゲンズを浄化。平和な学校を取り戻したのでした。
そして…まずは欲張らずに出来ることから。のどかはまずはランニングを始めてみようと思い立ちました。
そんなのどかたちの様子を陰から伺うのはちゆ。次回はこの子にスポットが当たります。