えのメモ

プリキュアとミリオンライブについて日々考えている者です。

【ヒープリ13話感想】あなたがやるから意味がある!【ヒーリングっど♡プリキュア】

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過去に例のないプリキュア放送延期から、9週の期間を経てついに再開されました。

 

 

一方で私の感想は再開せず。3話ほど貯め、16話が放送されようかというときにようやく書き出しております。なんてこったい。

 

 

というわけで少し前の話からになりますが、振り返っていきましょう。

 

 

 

おしながき

 

 

 

 

成功体験と自信

 

 

物語冒頭で、「プリキュアをやめそう」と爆弾発言をしたひなた。

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わたしなんてプリキュアも辞めそうなのに(引用:ヒーリングっど♡プリキュア13話)

ひなたの悩みは「敵が怖い」「負けたらどうしよう」といった具体的でシリアスなものというよりも、「いつまで戦えばいいのか」「終わりがないかもしれない」といった漠然とした不安感のようでした。

 

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いつもと違うジュースの味(引用:ヒーリングっど♡プリキュア13話)

作ってみたジュースの感想を聞いて、「やっぱりお姉には及ばないんだ」と、ネガティブに受け取ってしまうひなた。

兄や姉とは違って、ピアノやダンス、いろいろなことが出来なかったと話します。

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続かない(引用:ヒーリングっど♡プリキュア13話)

続けられないから出来ないのか、出来ないから続けられないのか。

どちらが先だったのかはともかく、この負の連鎖に陥ってしまっているひなた。

「そういうのテンション下がるじゃん?だから続かなくなっちゃって。」

いつしか、”頑張ってもできないなら、頑張らない方がいい”という考え方になってしまっているようで。

 

 

ひなたに足りないものは「成功体験」とそこから生まれる「自信」でしょうか。

このことについてはちゆがクリティカルな発言をしていました。

「結果が伴わないと、自分のやってることに迷いが生まれる」

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「結果が伴わないと、自分のやってることに迷いが生まれる」(引用:ヒーリングっど♡プリキュア13話)

それは理屈じゃないから、なるようにしかならない、といった感じのちゆ。

でもパートナーのニャトランは気が気でないでしょうね。のどかも不安そうに見つめます。

ひなたのモチベーション、どうすれば取り戻せるでしょうか。

 

 

 

 

結果ではなく過程

 

 

そんな中、メガビョーゲンが出現。

各地に静電気を発生させる厄介なメガビョーゲンですが、姿が見えず。

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サイヤ人(引用:ヒーリングっど♡プリキュア13話)

ここでもひなたは「聞いても意味ない」「見つけてもどうせ逃げられる」と諦めてしまいますが……

そこへ、お姉さんが車に閉じ込められているとの一報。静電気によってドアが触れないようです。

 

 

お姉さんのもとへ到着するも、状況に困惑するひなた。その手を、のどかが引きました。

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”ひなた”がやるから意味がある(引用:ヒーリングっど♡プリキュア13話)

「諦めずに、メガビョーゲンを探そう。めいさんを助けよう。」

 

はっきり言ってしまえば、お姉さんが閉じ込められている状況はそこまで深刻ではありません。メガビョーゲンを倒せなくても外に出る方法はあるでしょう。

 

結果は同じ。

 

でも、ひなたが頑張って助けることに意味がある、とのどかは説いているんだと思います。

ジュースを飲んだ時も、味よりもまず”ひなたが作ってくれたこと”が嬉しかった。

 

頑張っても結果は変わらないかもしれない。でも、ひなた自身が頑張るその過程には絶対に意味があるんですよね。

「ひなたが頑張ること」はひなたにしか出来ないことですから。

 

 

 

 

先は長い、けど…

 

 

メガビョーゲンを倒したひなたたち。

 

お姉さんも無事出ることが出来ました。でも、それがひなたたちのおかげということには気づいていません。メガビョーゲンも今回は倒したけど、また出てくるかもしれない。

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意味、なくなんかない(引用:ヒーリングっど♡プリキュア13話)

でも…今この瞬間に頑張ったこと、そのおかげで助かった人がいたことは決して無駄ではないのです。

小さな成功体験を胸に、これからひなたは頑張っていけるでしょう。自分のすることに自信を持って。

 

 

 

「ひなたが頑張ること」はひなたにしか出来ないこと。

 

 

 

私のブログも、私にしか書けないものです。

 

早く続き書け

【プリキュアベストセレクション②】わたしの夢はどこから?【Go!プリンセスプリキュア39話感想】

 

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プリキュアの好きな回を振り返って感想を書いていこうシリーズ第2弾。

今回は「Go!プリンセスプリキュア」より第39話、

「夢の花ひらく時!舞え、復活のプリンセス!」

をチョイス。私のお知り合いがGoプリを一気見しているということもあり、ここで1度文章にしておきたいなという所存です。

さてこのお話、素晴らしいストーリーに加えて演出、挿入歌、バトル面も充実しておりあらゆる面で完成度の高い回であると思っています。

今回はその中でも中心テーマである「はるかの夢」に絞って感想・考察を書いていきたいかなと思います。堅い上に長いです。でも読んで…



おしながき

 

 

 

 

あらすじ

ことの始まりは1話前から。ディスダークの幹部クローズが扮する男子生徒黒須の作戦によってプリキュアたちは分断され、はるかは一人ぼっちになってしまいました。

一人になったはるかに攻撃を仕掛けるクローズ。「夢はお前を一人にする」と精神攻撃も加えながらキュアフローラに変身したはるかを追い詰めます。

それでも懸命に戦うフローラ。しかし、崖っぷちのフローラを突き落としたのはクローズではなく、記憶を失ったホープキングダム王子カナタでした。

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敵の攻撃よりも重い言葉(引用:Go!プリンセスプリキュア39話)

「プリンセスになんてなるな!」

記憶を失ったために、はるかが傷ついてまで夢に執着する理由が分からないカナタ。そんな彼が、目の前で戦う子に傷ついてほしくないという一心で発した言葉。しかしそれは、在りし日のカナタとの思い出を胸に夢を育んできたはるかにとって、何よりも辛い言葉なのでした。

失意のはるかは、立ち直って夢の力を取り戻すことが出来るのでしょうか。

 

 

 

 

夢の原点

カナタからの思わぬ一言によって、塞ぎ込んでしまったはるか。

これまではるかは、カナタから貰った言葉を胸に頑張ってきました。記憶を失っているとはいえ、その本人に夢を否定されることはとても辛いことでしょう。 

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失意のはるか(引用:Go!プリンセスプリキュア39話)

「カナタ…わたし、プリンセスになっちゃいけないの?」

はるかは問います。

 

 

 

ですが、ここで考えなくてはいけないことがあります。それは、

誰かに否定されたから夢を諦めるのか?

ということです。それがたとえ…夢を応援してくれた人の言葉であったとしても。

「プリンセスになっちゃいけないの?」という言葉からも、自分の夢の行く末を、他人の判断に委ねてしまっていることが分かります。

 

 

 

街を覆うイバラ。ですが…戦おうとしても、夢の力を失っているはるかは変身が出来ません。

イバラに足を取られ、地に伏したはるか。

「どうしてこんなことになっちゃったんだろう…」

まるで、プリンセスという夢を抱いたことが今の事態を招いてしまったかと言わんばかり。そんなはるかによぎったのは、初めてカナタと出会ったときの記憶でした。

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カナタとの出会い(引用:Go!プリンセスプリキュア39話)

夢を応援してもらったときの記憶。しかしその記憶さえも今ははるかを否定してくる。再び沈むはるか。

 

 

しかし、その記憶の奥に、さらに昔の自分を見つけるのです。

「わたし、なんで…プリンセスになりたいんだっけ…?」

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夢の原点は…(引用:Go!プリンセスプリキュア39話)

 「わたし、プリンセスになりたい… キラキラして、かわいいから…」

それは、初めて「プリンセスになる夢」を抱いたときの自分。

 

 

ここではるかは、夢の原点はカナタとの出会いではなく、自分の中にあったことを思い出すんですよね。

 

はじまりの日にパフとアロマに出会い、プリンセスプリキュアになり、カナタと再会し……

そんな奇跡のような、夢に近づいたかのような出来事の連続が、一方では夢の原点を忘れさせてしまったのかもしれません。

 

プリンセスになる夢を志してから得た、友人や経験。カナタとの出会いだって、全ては幼いはるかが描いた「プリンセスになりたい」という夢から始まっていたのです。誰に言われたわけでもない、自分の夢。

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やっと、思い出した(引用:Go!プリンセスプリキュア39話)

「思い出した?」

 

 

 

復活のフローラ

 

このお話は、カナタに依存していた”プリンセスになる”という夢を、自分自身の夢であると認識する成長の儀式なんだと思います。

はるかは誰かに頼ることなく、自分との対話の中だけでそれを見つけます。これは、人との助け合いを重視するプリキュアではとても珍しいことですが、自分の夢は自分のものであるという答えは、誰かの助けをもらっては得られないモノなんですよね。

 

 

自分がはるかの夢を傷つけてしまった、と懺悔するカナタ。でも、本当はそうじゃないんです。

はるかの夢は、彼女自身が願って、育んできた夢。誰かに否定されたから、なくしてしまうようなものではなかったはずなんです。

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それは、”自分”の夢だから(引用:Go!プリンセスプリキュア39話)

「たとえ、カナタにやめろって言われても、わたしはプリンセスを目指すよ。」

カナタに否定され、夢を失いかけた冒頭との対比。夢…”自分”の夢を取り戻した瞬間といえるでしょう。

 

 

 

かつての自分が夢を志したからこそ今の彼女があり、ゆえに夢は彼女のすべて。

だから最後にはるかは、夢の原点である自分に感謝します。

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ありがとう…あなたが夢見てくれたから、わたし今、こんなにも幸せだよ。(引用:Go!プリンセスプリキュア39話)

そして……

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復活のプリンセス(引用:Go!プリンセスプリキュア39話)

咲き誇る、花のプリンセス。キュアフローラの復活です。

 

 

 

 

自分の夢

再びフローラはクローズと対峙。

クローズはまたも、「夢はまたお前を追い詰める」と説きます。

 

それに対し、「それでもいい!」

と返すフローラ。

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自分で決めた夢(引用:Go!プリンセスプリキュア39話)

「自分で決めた夢だもん!痛いのも、苦しいのも、全部受け止めて…私はプリンセスを目指す!」

 

この回を象徴するようなセリフです。

先ほど述べた通り、このお話は「他人に依存してしまっていた夢を、自分の夢であると認識する」過程となっています。

だからこそ、

夢にまつわる責任…痛みも苦しみも、全部自分で受け止める。

そしてもう、プリンセスを目指すことに対してブレない。

そんなはるかの決意がこもった言葉だったと思います。

 

 

 

自分の夢は自分のもの。当たり前のようで失念しがちなことかもしれませんね。そして夢を目指すことによって得られるものは喜びだけではない。でも、それらすべてを自分で受け止めなくてはいけない。なかなか強いメッセージが、39話には込められていたような気がします。

最後に。フローラが一人で立ち上がったこのお話は決して、仲間との助け合いを否定するものではありません。それはフローラ自身も語っています(みんなが自分を信じて待ってくれていると確信していた)し、上のシーンで両手にマーメイドトゥインクルのロッドを持っていることからも表現できているかなと思います。彼女たちはときに助け合いながらも、自分の目指す夢には自分で責任を持ち、それぞれの道を進んでいくんだと、そう思います。

 

【ヒーリングっど♡プリキュア12話感想】特訓回と見せかけてほのぼの回…と見せかけて波乱回

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ヒーリングっど♡プリキュア12話の感想です。当日投稿キープするぞい。

 

強敵との戦いも終わり、箸休め回……じゃないぞ!

 

 

おしながき

 

 

 

 

 

 緊急ミーティング

今日ものどかの家に集まるみんな。

キラパティやビューティーハリー、ララのロケットといった「プリキュアたちだけの秘密基地」のような場所に集まるのも楽しくていいですが、こんな風に誰かの家に集まるというのも仲の良さが感じられていいですね。

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緊急ミーティング(引用:ヒーリングっど♡プリキュア12話)

ラビリンの掛け声ではじまったのは「プリキュア緊急ミーティング」。緊急っぽさ全然ないほのぼの具合ですけど。

 

緊急ミーティング。ひなたの考えるファンミーティングのようなもの…ではなく、今後の戦いに向けた会議。ペギタン、のろけてるんじゃない。

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フォンテーヌの魅力を語るペギタン(引用:ヒーリングっど♡プリキュア12話)

 前回の苦戦の原因、それはメガビョーゲンが成長し過ぎてしまったからでしたね。

 そのために、迅速な浄化が必要と。現実の病気と一緒ですね。早期発見・早期治療。

 

 

でもさ、この前3人で出した技…あえーっと、なんだっけ?(名前思い出せないひなたかわいい。教えるのどかもかわいい。)

ヒーリングオアシスを使えばいいんじゃないか、というひなた。

それを待ってましたとばかりにこたえるヒーリングアニマルたち。

 

3人の合体技、成功させるにはそう、チームワークが必要です。

というわけで、特訓スタートです!

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大作戦(引用:ヒーリングっど♡プリキュア12話)

この旗を出すために頑張って話を誘導してたんだろうなぁ…

 

 

 

 

特訓と温度差

というわけで、特訓のためにどこだかわからん岩場にやってきたのどかたち。

いや本当にどこだよここ… 明らかに中学生だけで来ちゃいけないところでしょ…

 

初めてのことになんでも興味を示すのどかは、特訓と聞いても楽しそう。3人とも色んな特訓…というか修行?を思い浮かべますが、ここには滝も階段も綱もありませんね。

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特訓(引用:ヒーリングっど♡プリキュア12話)

特訓を想像する3人の顔がデフォルメ気味でかわいいですね。今週は特にこういうデフォルメやコメディ的描写が多かった気がします。先週がほとんどシリアスでしたからその反動もあるのかな。

 

 

 

さてさて本題に戻りますと、ラビリンたちはのどかたち3人に心を通わせてほしいようです。

そのために様々なお題を出しますが、全くそろわない3人。

しかもそれをあまり深刻に感じていないみたいで、ヒーリングアニマルたちとの温度差を感じちゃいますね。

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温度差(引用:ヒーリングっど♡プリキュア12話)

お題が揃わないのは3人に個性があるからで、違いがあるからこそ化学反応は生まれるものだと思いますけどね。協力と同調は違いますし。

 

 

しかし、ラビリンは焦りからそこまでたどり着かない。

その焦りは、

自分たちだけではビョーゲンズと戦えないという歯がゆさと、

これ以上のどかたちに傷ついてほしくないという想いから来ていました。

自分たちだけでビョーゲンズと戦えない中で、代わりに戦ったのどかたちは傷ついている。なにかしなきゃ、と思うのは当然ですね。

 

 

ただ、やり方はまだまだ未熟かな、と思います。強引なところ、空回りしているところ、伝わっていないところがありますよね。

 

ヒープリの妖精たちは、お医者さんの見習い。プリキュアたちを導く完璧な存在ではなく、彼ら自身も失敗し、一緒に成長していく存在なんだと思います。妖精たちの等身大な在り方が、本作では表現されようとしているのかなと。

 

 

決意新たに、ヒーリングルームバッグから飛び出すラビリンたち。

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温度差はさらに(引用:ヒーリングっど♡プリキュア12話)

 彼らが見たのはほのぼのと談笑するのどかたち。

その様子に、ラビリンたちは再び不安を感じるのでした…

 

 

 

 

異質な敵

のどかたちがピクニック…ではなく特訓をしている中、新たな脅威が生まれていました。

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バテテモーダ(引用:ヒーリングっど♡プリキュア12話)

それは新しいビョーゲンズ、バテテモーダ

 

召集されるやいなや、他のビョーゲンズの3人に媚を売るバテテモーダ。彼の鋭い眼光の奥に、なにか魂胆がありそうですが…今のところはまだ分かりませんね。

 

それにしても、ビョーゲンズの人たちおだてられるのに弱すぎでしょ。シンドイーネはともかくダルイゼンまでちょっと照れてるし。

 

バテテモーダは早速プリキュアたちの前に現れます。

その不敵な態度と、自身も戦うスタイルにプリキュアは翻弄されます。

極めつけはその好戦的な姿勢。戦いそのものを楽しむ、という今までのビョーゲンズとも違う考え方。

ビョーゲンズの目的は地球を蝕むことプリキュアと戦うのはあくまで侵略の障害だから。それはダルイゼンもシンドイーネもグアイワルも共通していたことです。

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戦いは楽しい…?(引用:ヒーリングっど♡プリキュア12話)

でもこのバテテモーダは、戦いそのものを楽しんでいる。これは守るために戦うプリキュアとも侵略するために戦うダルイゼンたちとも違う新たな価値観

グレースたちはそれに衝撃を受けます。

 

新たな敵。彼の考え方は、戦闘の強さ以上にプリキュアへ脅威を与えることとなりそうです。

腹の底で何を思っているかも分かりませんし、これから面白くなってきそうですね。

 

 

 

 

ひなた、プリキュアやめるってよ

 

メガビョーゲン自体は、協力し合った3人によって浄化されました。ほのぼのしていても、やるときはやる子たちです。

特訓の目的も、一応は達成できましたね。手ごわい敵が現れても、今回みたいに協力して戦えば大丈夫。次なる戦いに向けて、気持ちを新たにしたのでした…

 

 

 

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輪の中に、ひなたはいない(引用:ヒーリングっど♡プリキュア12話)

ひなたを除いて。

【ヒーリングっど♡プリキュア11話感想】お医者さんと患者さんの"重なる"想い

ヒーリングっど♡プリキュア11話の感想です。

新アイテム、新技、新商品

 

 

 

 

おしながき

 

 

 

 

ヒーリングッバイ

先週から続くビョーゲンズの同時発生。残るメガビョーゲンは2体、どちらも時間が経って強くなっているでしょう。プリキュアたちは事態を切り抜け、エレメントさんと自然を助けることが出来るのか……

 

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即ヒーリングッバイ(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

と、思ったら瞬殺

まあ出現順が美術館→花畑→川なので、強さ的には美術館の個体と同じくらいですか。逆に言えば花畑のメガビョーゲンはかなり育って強くなっていることが予想できますよね。

 

川は元通りになりましたが、ラテ様の容態は悪いまま。最後のメガビョーゲンを浄化しない限り、ラテ様は回復しません。

 

 

ここからが本番です。 

最後のメガビョーゲンのいた場所。

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一面蝕まれた世界(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

 そこは見るも無残な光景。メガビョーゲンによって一面蝕まれています。

メガビョーゲンも、今までに見たことがないほど巨大化。

それでもグレースたちは「絶対お手当てするんだから!」と立ち向かいます。

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敵は強大(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

 しかし、メガビョーゲンの攻撃に歯が立たず、吹き飛ばされてしまいます。

ダルイゼンには「これでプリキュアともヒーリングッバイかな」、と皮肉めいたセリフを吐かれる始末。

 

プリキュアは初の敗走を喫してしまったわけです。

 

 

 

 

のどかの強さ

吹き飛ばされた先で目を覚ましたのどか。急いでお手当てに戻らなきゃ、と立ち上がりますが…

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共通制服ひなたも可愛いね(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

 ちゆとひなたは座ったまま。戦いへの不安を吐露します。

 

プリキュアとして戦ってきて、はじめに壁にぶつかるのがここなんですよね。彼女たちだって、決して戦う覚悟がなかったわけじゃない。でも、いざ倒せない敵が出てきたとき、やっぱり戦うのが怖くなってしまうんですよね。まして、彼女たちはまだ中学生ですから。

3組で分かれたまま頑張っていれば…途中の選択を間違えたのかもしれない、と嘆くのはペギタン。

選択の連続だった前回。自分たちの選択が間違っていたかもしれないと思うと、次に進むのが怖くなってしまいますよね。

 

ですが、

「そんなことないよ!」

と否定したのは、前回自分の選択を反省していたのどかでした。

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ほんとうのこと(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

だって、ラビリンたちの判断のおかげで光のエレメントさんや美術館を守れたのは事実だから。

―――――――――――。

前回の感想の最後に私はこう書きました(10話の記事は同日にアップしていますが下の文章は11話を見る前に書いてます。ホントですよ。)

ただ、それでも美術館を守れたこと自体は、誇っていいことだと思うんです。命や作品はそれぞれがオンリーワンで取り返しのつかないもの。救えたことに間違いなんてないですから。

のどかも、このことをちゃんとわかっていたんですね。

助けられたのは事実だし、そのこと自体は喜んでいいことなんですよ。

 

 

だとしても、最後のメガビョーゲンを倒せなければ、花のエレメントさんは救えないというラビリン。

それに対しても、

「諦めなければいいんだよ。みんな、見捨てるつもりで花のエレメントさんを最後にしたわけじゃないでしょ。」

と返します。

実際の医療の現場では、救える者と救えない者を見極めて対応しなくてはいけないときがあります。もちろんこれは正しい考え方だと思います。

でも、どちらを選ぶか、ではなく全部助けたいのがプリキュアなんですね。

根性論ですが、決して切り捨ててはいけない人の想いだと思います。

 

 

そして、諦めない限り、戦いは終わらないと。

 

強いですね、のどかは。

 私は、のどかの「何が何でも助けたい気持ち」が、危険なものだと考えていました。一歩間違えれば身を滅ぼす自己犠牲に繋がると。

でも今回、のどかの過去の経験から来る強い想いが、みんなを元気づけたんですよね。彼女の強さが無ければ切り抜けられなかった

 自分ものどかのことを見誤っていたのかな……と、反省。

 

 

 

 

お医者さんの想い、患者さんの想い

森にいたエレメントさんの声を聞いて、再びメガビョーゲンのもとに。さあ、決戦です。今度は、プリキュアは絶対に諦めない。

策はないけれど、諦めなければチャンスは来るはず。

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諦めない一撃(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

そんな想いで繰り出した攻撃は、ついにメガビョーゲンに届きます。

 

しかし、メガビョーゲンからも反撃。グレースたちは再び地面にたたきつけられてしまいました。

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満身創痍(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

追い打ちをかけるように、「見ろよ。あいつは諦めてるぜ。」というダルイゼン。

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花のエレメントさん(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

泣きそうな顔でキュアスキャンをするグレースとラビリン。

あいつとは、花のエレメントさんのことでした。

花のエレメントさんはメガビョーゲンに力を吸われ、助けを求める気力もない状態。

エレメントさんが消えたら、蝕まれた土地はもう戻らない。エレメントさんは地球の命そのものと言えますね。

 

 

そんなエレメントさんに、語り掛けるグレースたち。

「諦めないで、エレメントさん!」

プリキュアも、他のエレメントさんも、みんな助けたいと思っている。でも、花のエレメントさん自身が諦めてしまったら意味がないと。

 

これは、病床ののどかがお医者さんに言われたことと同じ。ここでも、のどかの経験が生きています。

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お医者さんと患者さん、両方が諦めないこと(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

「僕たちも諦めない。だから、のどかちゃんにも、諦めずに戦って欲しい。」

お医者さんだけが諦めないのではなく、患者さんも諦めない。双方の戦う意思が大切だということなんですね。

 

 

諦めないプリキュアに、戦う意思を取り戻したエレメントさんの想いが重なるとき、奇跡は起きるのでした。

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重なる(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

 

新たに得たヒーリングボトル。エレメントさんから分けてもらった力。

プリキュアとヒーリングアニマルとエレメント。

”みんなで地球の病気と戦う”という想いの象徴と言えるでしょう。

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プリキュア・ヒーリングオアシス(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

新しい浄化技、プリキュア・ヒーリングオアシス」によって、ついにメガビョーゲンを浄化することが出来ました。

 

 

 

 

おわりに~新たな脅威~

新たな力を手にし、メガビョーゲンを浄化したプリキュアたち。

ですが、新たな脅威はすぐそばに。

巨大化したメガビョーゲンが放出したタネのようなものが、エレメントではなく生物に感染。

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感染(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

 しかもメガビョーゲン化するのではなく新たな幹部になりそうです。

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新しい幹部?(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

メガビョーゲンの放出したタネから新しい幹部が生まれる?

幹部格がこうして誕生するとなると、ダルイゼンたちのルーツも気になってきますね。

キングビョーゲンがメガビョーゲンの上位存在で、彼らはキングビョーゲンのタネから生まれたのかなぁとか予想しておきます。

 

最後に小話ですが、メガビョーゲンのタネが植え付けられた生物は恐らくヌートリア

日本におけるヌートリア外来種特定外来生物)で、生物である一方、環境の破壊者でもあるんですよね。もちろん侵入の原因は人間です。

「自然」とその「侵略者」の両方の側面を持つヌートリアは、この作品に新たな視点を提供してくれそうです。改めてヒーリングっど♡プリキュア、深いなあと感じた次第でした。

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守るべき自然か、環境の破壊者か(引用:ヒーリングっど♡プリキュア11話)

 

【ヒーリングっど♡プリキュア10話感想】数々の選択の先に

 

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ヒーリングっど♡プリキュア10話の感想です。節目の10話。プリキュアたちにも、難しい選択が迫られるようです。

 

 

 

おしながき

 

 

 

 

工芸品の美しさ

本日は校外学習で隣町へ。のどかは電車で出かけるのが初めてということでワクワクもんです。

ヒープリではのどかの「転校生」という属性と「あらゆる経験が少ない」という属性が相まって、新しい場所やイベントに向かうときに大きなリアクションを示す役割を果たしていますね。同じく初見である視聴者に寄り沿う立ち位置ともいえるかも。

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かわいい(ヒーリングっど♡プリキュア10話)

それにしてもリアクションがいちいちかわいくて癒されますね。まさにヒーリング。

 

 

 

校外学習の行き先はガラス美術館。プリキュアでガラス細工というと、スプラッシュスター13話(モエルンバとの決戦回)に出てきた明日香さんを思い出します。彼女も今回登場した長良さんもバンダナをしていますが、ガラス職人はバンダナをするものなんでしょうか?

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長良さんと作品(ヒーリングっど♡プリキュア10話)

「美しさ」というと自然物……花や草木、川や海といったものがフィーチャーされやすいですが、工芸品のようなアーティファクトの美しさというのも違った味わいがありますよね。ガラス細工となると光の芸術でもあって、まさに自然と文化の調和という感じがします。

 

 

 

 

3体同時

家を抜け出してきたラビリンたちと合流したのを見計らったかのように、グアイワルの呼び出したメガビョーゲンが出現。

今回はAパートでの出現&プリキュア変身。山場という感じがします。

 

しかも、今までにない3体同時出現

作戦ではなく3人がそれぞれ好きに動いた結果というのがビョーゲンズらしいですね。

 

さて、複数のメガビョーゲンをどのように対処するか。

戦いの現場であり、医療の現場でもある。判断ミスはまさしく命とりなんですよね。プリキュアたちにとっても、蝕まれているエレメントさんにとっても。

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分担(ヒーリングっど♡プリキュア10話)

ここは3か所を3人で分担することに決定。3人いるからこそとれる戦術でもありますし、ひとつの手段ではあると思います。

ただ…このような判断は、取った時点では正解かどうか分からないんですよね。

 

 

 

 

選択の連続

美術館に残って戦うキュアグレース。

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作品を守るために(ヒーリングっど♡プリキュア10話)

作品を守りながら戦うグレース。メガビョーゲンを浄化する過程で作品を破壊するわけにはいかないですからね。ただ、作品を庇いつつの戦いでは十分な力が出せません。

 

さらに、ビョーゲンズは時間とともに強くなる仕様。個々では太刀打ちができないことを悟った3組は、再度集まって各個撃破を狙うことに。

分散したのにまた集まるの?と言いたくなるかもしれませんが、変わる状況の中で、逐一新しい判断が求められる様子を表現しているのかな、と思いました。面白い脚本ですね。

 

さて…どこに集まりましょうか。

ラビリンが言うには、発生の遅かったメガビョーゲンの方が対処しやすいとのこと。助けられそうなところからまず助ける、ということでしょうか。医療の一つの考え方だと思います。

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ここを離れたくない(ヒーリングっど♡プリキュア10話)

しかし、グレースは反対。それは、目の前で蝕まれる世界を放っておけないからでした。

これも間違いとは言えないでしょう。たとえ困難でも、目の前で苦しんでいる命を諦めたくないと。のどかはここでガラス職人さんの想いやエレメントさんの声を聞いているわけですからね。

 

そんなグレースの気持ちが分かっているから、

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助けに来た2人(ヒーリングっど♡プリキュア10話)

こうして2人は、グレースのもとにやってきたわけですよね。

 

 

 

3人が集まったことで、美術館のメガビョーゲンは無事に浄化できました。ですが、残る2つのメガビョーゲンがパワーアップしていることは必定。選択が正しかったのかどうか、すべては最後にわかる。

 

グレースが反省していたように、一歩間違えれば美術館もその他の場所も、なにもかも守れない結末もあったかもしれないですからね。目の前のことばかりではダメと。

 

ただ――――――――――――――――――――――

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グレースの反省(ヒーリングっど♡プリキュア10話)

ただ、それでも美術館を守れたこと自体は、誇っていいことだと思うんです。命や作品はそれぞれがオンリーワンで取り返しのつかないもの。救えたことに間違いなんてないですから。そう感じた10話のラストでした。

【ヒーリングっど♡プリキュア9話感想】思い出を作ろう!

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(引用:ヒーリングっど♡プリキュア9話)

ヒーリングっど♡プリキュア9話の感想です。最近遅れ過ぎなのでペースを戻したい所存。

サムネイルはかわいいと思ったからここにしました。かわいい。

 

 

 

おしながき

 

 

 

動画と写真立て

 「ミラクルっと♡Link Ring!」とともに踊るひなたとニャトランから今回のお話はスタート。

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ひなたの動画投稿(引用:ヒーリングっど♡プリキュア9話)

 Tiktokのような動画投稿サイトでしょうか。THE・現代っ子のひなたらしいですね。猫(妖精ですが)を出演させているところも目ざとい。猫関連の動画は他ジャンルの10倍伸びますからね。

 

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さいころの思い出(引用:ヒーリングっど♡プリキュア9話)

幼少期の写真しかない理由、それはのどかが入院していた時期があったからですよね。

それを聞いてしまったことを謝りつつ…ひなたが思いついたのは撮影会に行くことでした。

 

はじめに動画、そこから3人の目線が写真立てに向かい、さらに話題が「撮影会」へと移っていく。

ヒープリはこのように似たもの・テーマを関連させながら話が進んでいく演出が多く

、とても美しいと感じます。

 

 

 

撮影会で一波乱

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angel photo (引用:ヒーリングっど♡プリキュア9話)

やってきましたangel photo撮影会。崩し気味のアルファベットをすらりと読むちゆ。彼女の学力なら驚くことではないですが。スマイルな5人組だったら4人くらいは読めないところでした。

 

貸し衣装を着て写真を撮るというイベントのようですね。

早速、服選びが始まるのかな?と思ったらアクセサリーとな。

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ビーズメーカー(定期)(引用:ヒーリングっど♡プリキュア9話)

恒例のビーズメーカーでアクセサリー制作のお時間です。

 

ここではひなたの良いところが出ていました。

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2人へのアドバイス(引用:ヒーリングっど♡プリキュア9話)

のどかのカラフルなアクセサリーにはボリュームを。

ちゆのシンプルなアクセサリーにはワンポイントを。

2人が作りたい方向をしっかり読み取りながら、より良くなるようにアドバイスをしていますね。

ひなたの働きかけによってのどかとちゆがとても楽しめていることがとてもよく伝わってきます。

 

ところが、

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(引用:ヒーリングっど♡プリキュア9話)

人混みで疲れてしまったのどかを見て、「自分がひとりで突っ走って、周りが見えなくなってしまった」と落ち込んでしまいます。

ひなたが夢中になっていたのはのどかとちゆに似合う服を探していたからなんですけどね。どうも自分を卑下してしまう傾向がありますね。

 

帰ろうと提案するひなたでしたが、ここはのどがが強さを見せました。

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スポドリ女王(引用:ヒーリングっど♡プリキュア9話)

「私、まだ帰らないよ。だって、こんなにドキドキするくらい楽しいんだもん、帰りたくないよ。」

「生きてるって感じ!」

のどかの口癖ですが、今回も大きな意味を持っています。

たとえ疲れたとしても、みんなで遊びに来てドキドキするこの時間に、のどかは生を感じるわけです。だから帰りたくない。

 

今回のお話では「病気で入院していたからその時期の写真がない」ことと「撮影会で楽しみながら思い出の写真を残す」ことが対比になっています。

楽しんで写真を残すことが今日のひなたの目的で、ですからのどかの気持ちはひなたと一緒ですし、ひなたのおかげでのどかは楽しめているんですよね。

ただ、最後の一言を聞く前に、ひなたはラテを追っていってしまいました。あらら…

 

 

 

 

先走り?一生懸命?

ひなたは離れた先でメガビョーゲンに遭遇。

ニャトランは2人を呼んだ方がいいと言いますが、ひなたはそれじゃ間に合わないと、1人で変身。

 

しかし、1人ではメガビョーゲンに歯が立たず…

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先走るスパークル(引用:ヒーリングっど♡プリキュア9話)

さっきのことを思い出し、またやっちゃった、と落ち込みます。

 

そこに駆け付ける2人。謝るひなたに、のどかたちはさっき言えなかった言葉を伝えます。

 

それは、今日が楽しかったのはひなたのおかげであるということ。

そして、そんな一生懸命なひなたのことが好きだということ。

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照れ(引用:ヒーリングっど♡プリキュア9話)

まっすぐすぎるのどかに顔が真っ赤になるひなた。かわいい。

なかなかこんな風に、相手の好きなところ・良いところを言うことってできないですよね。のどかの良さです。

ひなたが2人を思う気持ちはちゃんと伝わっているよ、ということを伝える。

ひなたの不安は、自分のやっていることが間違っているんじゃないかというところにもあったと思うんですよね。

お互いの気持ちが伝わることがコミュニケーションでは大事、ですね。

 

 

 

ビョーゲンズを撃退し、本番の撮影へ。

ひなたはちゃんと3人の衣装を用意してくれていました。

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新しい思い出(ヒーリングっど♡プリキュア9話)

3人で撮った写真。「あっ、そうだ!」とわざとらしく言いながら、写真コーナーに飾ってみたらと提案するひなた。

 

そんなひなたの意図も、やっぱりちゃんと伝わっています。狙いがバレて再度顔を赤くするひなたがかわいかったですね。

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狙いはバレバレ(ヒーリングっど♡プリキュア9話)

【ヒーリングっど♡プリキュア8話感想】プリキュアに見る努力論

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ヒーリングっど♡プリキュア8話の感想、今週も書いていきます。今回はちゆのお話。

 

 

おしながき

 

空と海との間には

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陸上少女のルーティーン(引用:ヒーリングっど♡プリキュア8話)

6時に目を覚まし、髪を結び、着替え、靴紐を結ぶ。毎朝のルーティーン。

毎朝のランニングを続けているのは、ハイジャンプのため。

 

じゃあそのハイジャンプはなんのため?…そのルーツはちゆの幼少時代にありましたね。 少し時間を先に進めます。3人でランニングをした朝のこと。

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海と空(引用:ヒーリングっど♡プリキュア8話)

海と空が溶け合ったその情景が、幼い彼女に与えた影響は大きかった。

海を泳ぐように、空をも泳いでみたい、というのがハイジャンプの原点だったわけです。

「自分の限界を感じたとき…海を見ると、また跳ぼうって思えるの。」

限界を感じたときに、彼女が見るのは空でなく海。

高い目標ではなく原点を見つめなおす、ということなんじゃないかなと私は解釈しました。

 

時間を戻しまして。

ちゆのハイジャンプの原点は、空を泳いでみたいという願いからでした。ですから、ちゆが「陸上は自分との戦い」と言ったのもごまかしではなく本心なのでしょう。

 

 

ただ、競技としてハイジャンプをしている以上、周りの相手が気にならないことはないんですよね。それは本人も自覚していたこと(自分の現状認識をちゃんとしているのはちゆのすごいところ)で、やっぱり写真を見たことは不調の一因となったのでしょう。

 ただ海の話を2人にしたことからわかるように、「ちゆが初心を忘れて記録にこだわってしまっている」というわけではないんですよね。であれば、話の焦点は(ちゆの不調とは)別にあるんじゃないかと考えました。

 

 

 

 

プリキュアに見る努力論

今週の焦点は、「ちゆの努力(に対する考え方)」だったのかなと私は思いました。

 

ちゆが跳べなくなった原因をイップスだと診断し、心配するペギタン。ちゆはそれをありがとうと言いつつ、練習に出かけます。それを見てますます心配し、のどかとひなたのところに駆け込みます。

 

様子が気になっていたのはのどかとひなたも同じだったんですよね。ただ、3人の間にはペギタンの知らないやり取りが既にあったわけです。

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2人のアドバイス(引用:ヒーリングっど♡プリキュア8話)

「頑張るのも大事だけど、あんまり無理しないで、ちゆちゃん」

「記録でなくても死なないし!ね?」

 のどかとひなたの言葉は真にちゆを心配して出たものですし、恐らく正しいことであると思います。

昔の根性論が主流であった時と違い、「適度に」「無理をせず」というような部活への取り組み方が近年では叫ばれるようになっていると感じます。部活がすべてではないわけですからね。

 

 

ただ、

 「それでも私は跳びたいの… 今は無理をしてでも、自分の限界を超えたい」

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ちゆの提示した努力論(引用:ヒーリングっど♡プリキュア8話)

何かを成すときには、少し無理をして頑張らなければいけないときも、きっとあるはずなんですよね。

 ちゆは誰に強制されることもなく、「自分が成し遂げたい目標」のために不調でも無理をして頑張ることを決めました。

もちろんちゆが正しいとは限りません。ただ、こういう時に休むだけではなくもう一段頑張って壁を越えてみることも必要、ということを提示したのは「医療」がテーマの本作で重要なことであると感じました。

 

 

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跳べた理由は?(引用:ヒーリングっど♡プリキュア8話)

最後のシーン。大会が中止になった会場で、ちゆは再びジャンプの感覚を取り戻しました。みんなの応援のおかげなのか、大会のプレッシャーから解放されたからなのか、プリキュアとして戦う過程で克服したのか、それともやっぱり努力の成果なのか。……それはわかりません。

 

ただ、ちゆが壁を超えるために少し無理をし、努力したことは事実。今回のお話はそんな「一段踏み込んだ努力論」にあったんじゃないかなと私は思いました。

 

 

それにしても、「大会が再開してジャンプする」のではなく「中止になった会場でジャンプする」という演出が素晴らしかったですよね。

彼女が何のためにハイジャンプをしているのかがわかる良い描写だったと思います。

 

 

 

 

おまけ~のどかとひなたが可愛い件

今週はちゆをメインとした回でした。その分、のどかとひなたのやり取りが増えるんですよね。それがかわいいと思ったので最後に載せておきます。

 

①隠し事が出来ない2人

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ヒナタチャン⁉(高速) (引用:ヒーリングっど♡プリキュア8話)

益子くんが持ってきた写真を、クラゲの写真だとごまかす2人。この時点で十分ごまかせていないですが、ひなたが「西中陸上部の写真とかぜんっぜん見てないし!」とトドメの一言。この2人、優しい上に素直なので隠し事できなさそう。

 

②被っちゃう2人

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偶然ダナー 偶然、偶然…(引用:ヒーリングっど♡プリキュア8話)

 ちゆの様子がおかしいと感じたので朝のランニングに付き合おうとする2人。それぞれで考えてきたのにわざとらしすぎて結託してたみたいになってますね。よけいになにかあると思われちゃうぞ。

 

③想像の中の2人

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オカイモノタノシ~ イキテルッテカンジ~(引用:ヒーリングっど♡プリキュア8話)

ペギタンに失礼な妄想をされる2人。確かにこういうところあるけど。ところでこれくらいの子って手をつなぐのは普通なんですかね? 間に入りたいですが百合好きに怒られるので止めておきましょう。