【デパプリ28話感想】一緒にご飯を食べたいから【デリシャスパーティ♡プリキュア】
デリシャスパーティ♡プリキュア28話感想です。
積み上げたコメコメ回の集大成。
おしながき
とりあえず、ご飯を食べよう
新型ウバウゾー”ゴッソリウバウゾー”とともにナルシストルー襲来。
自ら格闘戦に参加し、新型の火力と合わせてプリキュアを圧倒します。
その後は「苦しみ嘆く時間をあげるよ」と言い残して撤退。なんとレシピッピも開放。盛大な負けフラグですが、彼の目的がレシピッピの強奪でなく相手を苦しめることにあるのが分かるシーンですね。
家に戻った一行。気落ちするメンバーもいる中、元気なのはやっぱりこの子。ゆいの明るさが伝わって、みんなに笑顔が戻ります。
ナルシストルーの与えた猶予は、絶望の時間ではなく、前を向く活力を蓄える時間になりました。もしかすると、食事を楽しんだことがないナルシストルーにはこういう過ごし方が想像できなかったのかもしれないですね。
ただ、ナルシストルーの目論見が全くの見当違いだったかというとそうではなくて。
コメコメたちがおにぎりを食べたときに見せたホッとした表情からは、彼女にも多少の不安はあったことが読み取れますし。
なにより、ゆいたちがなすすべなく倒された様子をそばで見ていたコメコメは、自分の無力さを悔やんでいましたからね。
一緒にご飯を食べるために
ここ数話、各メンバーとの交流を通して身体的にも精神的にも成長してきたコメコメ。
それは大きくなってみんなの役に立ちたいという想いからでしたが、思ったようにはいかなかった。
2度目の戦いでも、未だ何もできずにいる。その悔しさを、ゆいにも直接伝えます。
そんなコメコメに、ゆいが返した言葉は…
「たとえコメコメでも、私の大好きなコメコメをダメだなんて言うのは許さない!」
自分に向けているからといって、卑下するような言葉はダメ。
そう前置きしてから、コメコメがみんなを想ってくれているのと同じように、みんなもコメコメのことを想っているということを伝えます。
役に立つとか立たないとかじゃない。コメコメがそばにいてくれて、一緒にご飯を食べてくれることが、なによりも明日を生きる力になっているんだと。
だから伝える言葉はひとつ、「いつもそばにいてくれてありがとう」という感謝。
それを聞いて、笑顔とともにコメコメの身体が光り出します。
みんなに愛されているとコメコメが理解したことで、みんなに力を与えることができるようになった。素敵ですね。
戦いで役に立つことができなくて悔やんでいたコメコメ。プリキュアとして過ごす中で、そういう部分が重要に思えてくるのも仕方ないこと。ですが、一番大事なものは戦うことで守られる日常の中にあるんです。守りたいもの、帰りたい場所があるからプリキュアは頑張るのだ。
28話の感想はここまで。
それぞれが紡いできたコメコメとの絆、その集大成と言える回でした。
アニメーションも良くて、特にプレシャスがコメコメに語りかけながら走っていくシーンの爽快感が素晴らしかったですね。
さてナルシストルーを捕獲し向かうはクッキングダム。
その口から語られるものは。
物語はいよいよ核心へと迫っていきそうです。