1週遅れてデパプリ27話感想です。
さっそくやっていきましょう。
らんのきょうだいたちと遊ぶ中で、自分にだけついている耳や尻尾が気になってしまうコメコメ。
以前のコメコメなら気にしていなかったはず。外見に伴って精神年齢が上がったことで、自分を客観的に見たり、他者との違いを認識したりできるようになっているんですね。
そのことをらんに相談するときも、「耳や尻尾が邪魔でワンピースが着づらい」と噓をついていました。本当のことを言えばらんに断られると思っているわけです。本音と建て前を使い分けることができるくらい成長しているということでもありますね。
事実、らんは元気マシマシな猪突猛進タイプですが、周りの空気にはかなり敏感です。だからこそ、食べるの大好き!な部分を人前では隠していたわけで。そのことを「変わってる」と言ってくる人も実際にいましたから(16話)。”理解されないかもしれないから隠してしまおう”というのは別に間違っていないと思うんですよね。
ただ今回、らんとクラスメイトのやり取りを通して、話してみたら受け入れてもらえたということも描かれていました。隠すことでリスクは減らせるけど、真に分かり合える相手と出会う機会も失ってしまうんですね。まあ、そういう相手かどうかを見抜くのはなかなか難しいのですが、人間関係とはそういうものです(急に投げやり)
16話や今回の話を通してらんがたどり着いた結論。
「変って言う人もいるかもだけど、良いって言う人もいる」
「だから尻尾とか見た目を変えるより、いっそ自分のハートを変えちゃうってどう?」
いろんな人がいることを分かったうえで、相手をどうこうするのではなく自分の考え方を変えていこうと。自分の心もち次第でハッピーに生きていくことができるというのがらんの見つけた道なんですね。中学生でこういうふうに考えられるのってめちゃくちゃ凄いですよ。大人でもできてない人がたくさんいるんだから
らんの言葉を聞いて自分の個性を受け入れられるようになったコメコメは、中学生くらいの姿に成長。精神的な課題をクリアすることで次の成長ステージに進むというのはエリクソン等が提唱した発達段階に似ているな...…考え過ぎである。
耳と尻尾が受け入れられたのだ、急な成長なにするものぞ。
というわけで27話感想はこの辺で。
ラストの展開については次回の感想でまとめて。
なぜかもう次回があるぞ↓