えのメモ

プリキュアとミリオンライブについて日々考えている者です。

【トロプリ5話感想】あすかの「仁」と「義」【トロピカル~ジュ!プリキュア】

 

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(出典:トロピカル~ジュ!プリキュア5話)

 

トロピカル~ジュ!プリキュア5話。4人目の戦士、キュアフラミンゴ登場。

早速感想やっていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

あすかの仁義

 

仁義とは仁と義のこと。仁は博愛、義は正義である。

 

 

ツルピカってる男子生徒に襲われそうなまなつの前に現れた、滝沢あすか

巨漢の男子を恐れず立ち向かっていく度胸と、彼らを軽々と投げ飛ばす運動能力に惚れたまなつローラはあすかをスカウトにかかるわけですが…断られてしまいました。

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勧誘は失敗(出典:トロピカル~ジュ!プリキュア5話)

 

でも、その後にまなつたちが困っていたときは手を貸してくれたわけですね。

それはなぜかというと...生徒会長の言い分があすかの思う正義に反していたからです。

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挟まれる2人(出典:トロピカル~ジュ!プリキュア5話)

生徒会長とあすかには何らかの因縁がある様子でした。しかし、まなつが生徒会長に部活動の申請書をはねのけられたときは黙って見過ごしています。これは、申請書が受理されなかったのがまなつの不手際にあるからですね。

一方で生徒会長が「部室がないから新しい部活は作れない」と言うと、「それはおかしい」と突っかかる。部室の空きがないのはまなつの責任ではない。そこがあすかの正義感に触れたと。

その後は売り言葉に買い言葉、前述した生徒会長との因縁も相まって、まなつたちと部室探しをすることに。

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勢い余って(出典:トロピカル~ジュ!プリキュア5話)

表情を見るに協力をするまでは想定になかったとは思いますが、一度宣言したからには撤回しないのも彼女の正義なのでしょうね。

自身の正義に従って動く、信念のあるキャラクターといえるでしょうか。

 

ただ、本来の彼女はもっと面倒見が良いんだと思います。他人とつるまないポリシーによって自分を縛っているだけで。

そんな「義」によって動いていた彼女が、まなつたちと関わる中で「仁」、博愛の心も思い出していったんじゃないでしょうか。

 

「仁」の心によって、自分を縛る過去の鎖を振り切ってまなつたちのもとに駆け付けたのが終盤のシーン。

まなつたちと関わって少しずつ打ち解けていき、彼女たちのピンチを助けたいと思えるようになった。そして、

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リングの光(出典:トロピカル~ジュ!プリキュア5話)

「私がこうしたいってだけだ!」

と、 自分の「やりたい」に従ったわけです。みんなを助けたいという気持ちと正義感が合わさった「仁義」によって、彼女は第4の戦士、キュアフラミンゴとして覚醒を果たしたのではないでしょうか。

 

 

 

あすかと人魚

なんだかんだと言いながらまなつたちと打ち解けたあすかでしたが、彼女が終始懐疑的な目で見ていたのがローラ

今週のローラはゲンキンな部分がいつにも増して出ていましたからね。いきなり姿を見せるなんて今までやってないし。

女王になりたいと言ったローラに「気に入らない」と告げ、片づけをしない様子には

「わがまま」とバッサリ。難色を示します。

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わがまま人魚に不満(出典:トロピカル~ジュ!プリキュア5話)

ローラは自身が人魚であるゆえにできないことがあってもそれを悪びれたり、後ろめたいと感じたりするような態度は示さないですからね。前回みのりに「あなたが戦いなさ

い」といったのもそう。それがローラの気高さでもあるわけですが。態度には出さないだけで、実際にどう感じているかは分からないですし。後ろめたく感じたからといって何かができるようになるわけではないので、そう思われないようにあえてあんな態度をとっているのかも。まなつなんかはその辺を本能的に感じて突っ込まないようにしているように思わなくもない、わかんないけど。

 

少し話が逸れましたが、なんにせよローラの態度が気になるというのは自然な反応。まなつはローラのそういう部分も込みで受け入れているし、さんご、みのりも素直な子たちだったので、ローラにハッキリ言う人は新鮮ですね。そういう人が一人はいた方がいいのかもしれない。

 

まなつのフォローや戦闘時の活躍もあって多少ながらローラを認める様子もありましたが、結局ローラのことは終始「人魚」と呼んでいますし、怪物ヤラネーダに苦戦するキュアサマーたちの前に現れたときも、「あんたのためじゃない」とローラへの協力は否定。「私の後輩を傷つけるヤツは許さない」という発言にもローラが含まれていないよ

うな。

 

信念が強く、自分の中にハッキリとした正義の形があるあすかだけに、ローラの持つ信念に納得しない限り彼女を認めないんじゃないかな。

ローラからあすかに対する内面的な評価もほとんどなかったですからね。

2人が「仲間」として真に打ち解けるエピソードが今後あるんじゃないでしょうか。 

 

出世欲や偉そうな態度が気になっていたあたり、例の生徒会長と重ねているんじゃないかと思わなくもない。

 

 

 

あすかの過去

頼れる先輩、キュアフラミンゴとして変身を遂げたあすか。

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キュアフラミンゴ(出典:トロピカル~ジュ!プリキュア5話)

しかしながら、彼女自身についてはほとんど分からないまま終わりました。

「もう一度、信じてみるか…仲間ってやつを」

果たしてあすかの過去に何があったのか。

 

テニスコートを眺めていたり必殺技がテニスを模したものであったりすることから過去にテニス部に所属していて、そこで何かがあったと考えるのが自然ですかね。

 

生徒会長との因縁、誰ともつるまなくなった理由、そして仲間を信じられなくなった過去にはどんなエピソードがあるのか、明かされる日が楽しみです。

 

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「もう一度」の意味(出典:トロピカル~ジュ!プリキュア5話)

 

 

 

あすかは少年漫画みたいなクサいセリフが多いけど様になってるなぁ