えのメモ

プリキュアとミリオンライブについて日々考えている者です。

【ミリアニ第7話感想】登れ断崖!繋げバトン!放てレールガン!

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第7話

ミリアニ第7話感想です。うんうん、これもまたミリオンだね。

 

※筆者は先行上映にてミリアニ12話まで視聴済です。先の展開をほのめかす・展開を知っている前提の考察等は本記事で行わないつもりですが、それでも気になる人はブラウザバック。

アニメ先行上映を除く、ミリシタや各種コミカライズで既に公開されている情報を絡めた解説については随所に入れていくつもりです。そういう事前情報ナシで楽しみたいよ!という人もブラウザバック推奨。一応、本文中では色を変えて感想とは区別できるようにします。

 

 

 

 

《各種用語》

ミリシタ→アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ”のこと。ミリオン2代目にして現在唯一稼働中のソシャゲ。【2017年~】

グリマス→GREE版”アイドルマスターミリオンライブ!のこと。ミリオン最初のゲーム。基本設定はミリシタに受け継がれているが今と異なるものもある。【2013年~2018年】

 

ゲッサンミリオン→漫画”アイドルマスターミリオンライブ!”のこと。ミリオン最初のコミカライズ。グリマス設定準拠。未来・静香・翼を中心とした作品。

BC/ミリオンBC→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Blooming Clover”のこと。アイマス界最長のコミカライズ。ミリシタ設定準拠。可奈・志保を中心とした作品。

BNS→漫画アイドルマスターミリオンライブ!Brand New Songのこと。ミリシタ設定準拠。百合子・桃子・このみを中心とした作品。

 

アニマスTHE iDOLM@STERのアニメ。765プロのアイドル13人(通称765AS:オールスターズ)が登場する。ゲーム"アイドルマスター2"準拠。始めてプロデューサーの顔をハッキリ設定した作品でもある。

劇場版→アニマスの映画。765ASに加え、ミリオンライブから登場したアイドルが7人登場する。ミリアニは概ねこの作品の後の時系列と考えてよいが、一部設定が異なるパラレルワールド

 

 

 

Team2nd,Team3rd

海だー!の叫び声とともに登場したのは海美。そして環。

ニチアサなら一度はやっておかないとね、水着回

 

海にやってきたのはTeam2ndとTeam3rdのアイドル10名。Team1stに続いてのデビューイベントです。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第7話

☆右から莉緒、環、のり子、風花、海美、可憐、百合子、瑞希、恵美、琴葉。

Team2ndは瑞希、のり子、可憐、莉緒、そしてリーダーの海美。

高坂海美(CV. 上田麗奈):16歳の高校1年生。ほとばしるエネルギーが止まらない。バレエ経験者で、プロポーションもバランスが良い。

☆真壁瑞希(CV. 阿部里果):17歳の高校2年生。ポーカーフェイスの裏に溢れる想いがある。プロポーションは将来性の塊。

福田のり子(CV. 浜崎奈々):19歳の大学1年生。趣味はバイクとプロレス。年下組との絡みも多い頼れるパワフルお姉さん。私服では胸部がナーフされていたが今回晴れて解放。

篠宮可憐(CV. 近藤唯):16歳の高校1年生。プロポーションは見ての通りだがやはり自信はない様子。なのでパレオを着たのだと思われるが余計セクシーに。

百瀬莉緒(CV. 山口立花子):23歳の大人アイドル。頼れるお姉さんだが、セクシーを一部勘違いしている。危うくニチアサの範囲を超えるところだった。

 

Team3rdはリーダーの琴葉に、恵美、環、風花、百合子。

田中琴葉(CV. 種田梨沙):18歳の高校3年生。あだ名は委員長。真面目過ぎて逆に面白いくらい真面目。身長とスリーサイズはだいたい未来と同じ。

☆所恵美(CV. 藤井ゆきよ):16歳の高校1年生。仲間を大切にするギャル系アイドル。実は可憐に負けず劣らずのスタイルである。

☆大神環(CV. 稲川英里):12歳の小学6年生。自然に囲まれて育った野生味溢れるアイドル。こんな番組に出て大丈夫か?

☆豊川風花(CV. 末柄理恵):22歳の元看護士。今回のメンバーでは最大サイズ。恥じらう姿が最もファンを引き付けることを彼女はまだ知らない(莉緒も知らない)

☆七尾百合子(CV. 伊藤美来):15歳の中学3年生。インドア系文学少女だが、夏の限定ガシャで毎年のように水着で登場する。

 

両チームとも、活動的な子もいればおとなしい子もいて、年齢も幅がありますね。あえてバラエティーに富んだチーム構成にしているように思えます。

 

メンバー紹介を経て(個人のプロフィールがセリフでしっかり説明されるのはここが初めてかもしれません)いよいよスタート、なんですが。

 

この回ね。一か所だけ不満点があるんですよ。それはリアリティとかセットの耐久とかではなくて、のり子がボーイッシュアイドルだと紹介されているところです。

当方のり子Pの端くれですが、のり子がボーイッシュだと思ったことはないんですよね。確かにのり子は快活でパワフル、背も高くてショートヘア、趣味もバイクやプロレス、ガサツで男勝りな部分も多々あります。

でも私服は基本スカートで、スタイルも良い。可愛さへの憧れを(自分に似合う自信がないといいつつも)常に主張していますし、時折見せる悩みや恥じらいは乙女そのもの。むしろガーリーな側面の方が(少なくともミリシタをやっている範囲では)多いと感じるんですよね。

アニメ公式サイトのキャラ紹介はピッタリ合ってるんです。

福田のり子
CV 浜崎奈々
大好きなのは格闘技。姉御肌のサッパリ爽やか元気娘。

福田のり子 | アニメ公式『アイドルマスター ミリオンライブ!」毎週日曜朝10時放送中! #ミリアニ

これこれ。のり子を表すなら”姉御肌”とか”元気娘”なんですよ。

わかりますかねこの感覚。第2幕直後にパブサしたところ同じくボーイッシュ紹介にモヤモヤしてるのり子Pを散見したので間違った感覚ではないと思うんですけど。ただ周囲にもカッコいい系で通っているみたいだし、デビューイベント時の第一印象としてボーイッシュ要素が推されるのは間違いとは言い切れないか。水着も他の子に比べると動きやすさ重視って感じだからなぁ。というかもう少し可愛い水着を着せてくれてもいいんじゃないの。恥ずかしがったのかもしれないけどさ。そこは莉緒とかがちゃんと良い水着を選ぶように指導してくれないと。頼むよ莉緒。莉緒ーーー!

 

 

 

競争

始まったレース。なんとライブ&写真集は勝利チームのみ。

運動神経の良い海美や環、勝負事が好きな瑞希やのり子は燃えていそうだけど、運動が苦手な百合子や協調を好む琴葉にとっては悩ましいルールでしょうね。琴葉は真面目だからなんだかんだ全力でやるんだけど。

 

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第7話

ここ、「片方しかライブが出来ない」ことを亜利沙に解説させるのが上手いですね。製作に携わっているPが言うより、アイドル好きの同僚が言う方が不条理を受け入れやすい。

 

さて、アイドルたちは水上を進む。

この第7話、1~6話の雰囲気とはうってかわって昭和のバラエティのようなノリで進んでいきます。とはいえ、ミリオンライブにこういうぶっ飛んだイベントがあるのもまた事実なんですよね。今回を「頭ミリオン回」と評する感想をちらほら見かけましたが、こういう要素も全て回収しようとする変な真面目さこそ”ミリオンらしさ”なのかもしれません。

で、全部回収しようと思えば当然コイツも出てくるよな、チュパカブラ

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第7話

チュパカブラ:ミリシタに登場するUMA。気づいたらマスコット面していた。”Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ~”という楽曲があり、今回の話もこれがインスピレーションになっていると思われる。

初見の方はいきなりこんなバケモンが登場して困惑したかと思う。大丈夫、ミリオンPもコイツにはずっと困惑している。

チュパカブラはいったん瑞希が撃退。今日一番の大仕事。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第7話

レールガンかな?

 

 

協力

続いてのポイントはターザンロープ。環、海美と怖いもの知らずの2人が進んだ後、名乗りを挙げたのが可憐でした。

前のシーンで別チームの恵美に助けてもらった可憐。今度は自分が…と勇気を出したところでロープが断絶。可憐はそのまま海へと落下していきます。

 

先ほどの話と関連して、装備やセットまわりの描写については気になった人も多いと思います。とにかく危ない危ない。

水着に裸足がまずケガの元だし、命綱もないし、ロープが切れるなんてあってはならないし。可憐が海に落ちた後のシーンも、いざというときは頼れるお姉さんである莉緒の良さは発揮されていますが、そもそも海に落ちた可憐を助けるのは莉緒の役目ではなく近くで待機しているべきスタッフの役目です。

なーんてマジレスも頭に浮かびながら観ていたんですが、あり得ない高さの崖が出てきたところで全てがどうでも良くなりました。

結局のところ、わざと大袈裟に描いているんですよね。気を使った描写にして場所は屋内プール、水着の上にプロテクター完備、周囲にスタッフが待機、現実的な高さのアスレチック…ってなるとアニメとしての見ごたえが無くなると思いますし。

加えて放送枠はニチアサですからね。海美の人間離れしたアクション然り、ニチアサの女児向けアイドル作品ならこれくらいの描写はよくある。ミリオンのぶっ飛んだ要素にニチアサの雰囲気が合わさって、なんだか劇場で見たときよりもすんなり頭に入って来たな。

あの異常な断崖絶壁はリアリティラインを下げていることの示唆で、製作サイドからの「分からず描いてるわけじゃないから大目に見てね」という主張なんじゃないかな~。受けいれられない人がいるのもわかるけどね。

 

それよりも、

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第7話

勇気を出してしまった可憐が挽回の機会なくリタイアになってしまったのがかわいそうなんですよね。ただ、実はこれも今回のテーマに関連しているのかなと。

 

第7話のテーマ、それは”繋ぐ”こと。

このあと、琴葉の提言で2つのチームが協力して進むことになります。競争によって発揮されるそれぞれの個性から、協力が生み出す未知の可能性へとシフト。

そもそも今回のイベントは、Team1stに続く2組のデビューだったんですよね。そして今回の結果が、次にデビューするチームへと繋がっていく。

可憐の勇気も、きっと琴葉たち次に続く子の勇気になって繋がった。

 

そうやって繋がれたバトン。最終走者は海美

海美の可能性を繋いだのが別チームの琴葉・恵美だったのが象徴的ですよね。

出典:アイドルマスターミリオンライブ!第7話

ここの海美、風の受け方とカメラの揺れ方も相まってめちゃくちゃオーラがある。
最後は3Dアニメの良さを存分に生かしたアクションとカメラワークで見事クリア。

ところでこれ、海美以外クリア出来たのか...?3rdでクリアできる子、身軽な環でギリってところか。

 

協力プレイのお礼は半分こ。ライブはTeam2nd、写真集はTeam3rdと。

youtu.be

ED曲でもある”海風とカスタネット”はミリシタ実装済み、YoutubeにもMVがあるから比べてみてね。ミリシタでは立ち位置による歌い分け変化と各自のソロも楽しめるぞ!!

Team3rdの楽曲披露は今後の話に期待ですね。

 

 

7話は初めて未来がメインから外れ、Team2nd,Team3rdのメンバー中心で話が進みました。ミリアニから入った人には新鮮だったかな?

アンカーこそ海美が務めましたが、別に彼女の背景が特別掘り下げられたというわけではありません。10人全員に見せ場を作ることが重視されていたかなと思います。ぶつかって高め合うのも良いけど、やっぱりみんなで一緒に登っていくのがミリオンの良さだなって。

”繋ぐ”というテーマで一貫した回でした。

ならロープはもっと頑丈に繋いどけ