えのメモ

プリキュアとミリオンライブについて日々考えている者です。

カッコウの許嫁を読んで涙が出た話

えのでんです。プリキュア以外の記事になります。プリキュアの記事もロクに書いてないですけど。

 

今週(2020年9号)の週刊少年マガジンで始まった新連載、それがカッコウの許嫁」(吉河美希です。「ヤンキー君とメガネちゃん」や「山田君と7人の魔女」などの作品をマガジンで連載していた吉河先生の最新作になりますね。

 

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(引用:週刊少年マガジン2020年9号)

 

まだ第一話が掲載されただけなのですが、私の感想を述べますととても面白かったです。大変期待できます。この感覚は「ランウェイで笑って」「五等分の花嫁」以来かなあ。

もともとこの作品は吉河先生の読み切り3連弾でマガジンに掲載されたうちの1作品でして、その中で最もアンケートが良かったものを連載にするという経緯があったんですね。なかでもこの「カッコウの許嫁」は読み切りの時点で感触がいいなと思っていたのですが、今回の第1話は連載のためにブラッシュアップされていてさらに完成度が高くなっているなと思いました。

 

ざっくりとあらすじ。取り違え子であることが判明した主人公「海野凪」。本当の両親との面会に行く道中で、許嫁に会いに行くという少女「天野エリカ」と出会います。なんやかんやあってエリカとは別れるのですが、実の両親との面会の場でまさかの再会。そう、取り違え子であり許嫁というのは凪とエリカのことだったのでした。

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海野凪(引用:週刊少年マガジン2020年9号)

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天野エリカ(引用:週刊少年マガジン2020年9号)

ここまでは読み切りのときとほとんど同じだったのですが、最後にドでかい爆弾が。

超名門進学校で万年2位である凪には想いを寄せる人がいました。それが学年トップの「瀬川ひろ」

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瀬川ひろ(引用:週刊少年マガジン2020年9号)

凪が勉強を頑張る原因もこの子にあるのでしょう。そして物語は三角関係の様相を呈していく…。 のではありません。

 

 

さてここからが本題です。本編を読んだ人はもう知っているかもしれませんが、巻頭カラーにいるのは凪・エリカ・ひろの他にもう1人。1話のラストには「四角関係」という煽り文。そう、この物語にはもう1人ヒロインがいます。それがこの「海野幸」。 

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海野幸(引用:週刊少年マガジン2020年9号)

 

かわいい~!!!一目見た瞬間推すしかないと思いましたね… 読み切りの頃から数段魅力的になっています。ちょっとドライに見えてお兄ちゃん大好きっ子なのがドストライク。「あっちの家の子になるワケ?」なんて自分から切り出しておきながら、「お兄ちゃん いなくなったらやだよ…」なんて泣きだしてしまうのが本当に愛らしい。

この子、ただの妹キャラにみえてなかなかに複雑な立ち位置でして。主人公の妹にして実妹ではない、というのはまあすぐにわかるのですが、それはつまりエリカと実の姉妹であるということでもあるのですよ。うーんこりゃたいへんだ(思考力の喪失)。「取り違え子」というのを生かした設定で、従来の「妹キャラ」にアクセントが加わっていますね。凪だけでなくエリカとのエピソードも楽しみ。

私はこの幸ちゃんを推していくことに決めたのですが、それと同時に悲しみも襲ってきました。それは「ああ…たぶんこの子が選ばれることはないんだろうな…」という感情です。残念ながら人類史始まって以降、このポジションの子が最終ヒロインになったことはありません。そんなことを考えたらまだ1話なのに涙が出てきてしまいました。でも推します。がんばれ幸ちゃん。お兄ちゃんはお兄ちゃんじゃなかったのだから。

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(引用:週刊少年マガジン2020年9号)

というわけで本記事は「幸ちゃんかわいい記事」でした。かわいい。

 

なんにしても「カッコウの許嫁」、面白いです。エリカはもちろん、新キャラであるひろも良いバランスだな~と思いました。そもそもエリカのヒロイン力が高すぎて他のヒロインは扱いにくそうだなんて思っていたので。それに対抗する第2ヒロインに「幼馴染」とか「主人公のことが昔から好き」という子ではなく「主人公が想いを寄せているけど本人は全く意識していない」というキャラクターを置いたのが上手いです。まあこのあたりの話は連載がもう少し進んだらにしましょうか。

 

今回はこの辺で。カッコウの許嫁、応援していきたいと思います。